ネグレスト 子供

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ネグレクトで育った子供の特徴と将来!どんな影響がある?

読了までの目安時間:約 14分

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「あの子、ネグレクトされてるかも?」とか「子ども3人いて一人一人に手が掛けられない…わたし、ネグレクトしてる?」などネグレクトという言葉は広く浸透して意識する人も多くなりましたが、判断がとても難しいものです。

 

育児に関わることなので、他人が介入しづらいですよね。

 

しかし、ネグレクトは誰にでも起こしてしまう可能性があるくらい、身近に存在します。

 

今回は、ネグレクト受けて育った子どもの特徴と将来への影響についてお話ししますね。

 

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ネグレクトって何?ネグレクトの意味

厚生労働省によるとネグレクトとは

 

「幼児・児童・高齢者・障害者などの社会的弱者に対し、その保護、世話、養育、介護などを怠り、放任する行為」

 

と定義されています。

 

身体的・精神的・性的虐待と並ぶ虐待の一つで、特に子どもへのネグレクトは「育児放棄」を指すことが多いです。

 

平成12年に施行された「児童虐待防止法」にも明確に定義されています。

 

ネグレクトは育児するうえでは物理的に問題ないのに、保護を放棄する場合と知識や経済力の不足や病気のために子どもを保護できない場合とがありますが、どちらにも共通しているのは保護者の意識が子どもに向かっていない状態のことをいいます。

 

子どもの場合例えば、

 

成長に必要な食事を与えない

予防接種やケガ・病気の治療を受けさせない

学校に行かせない

家や車の中あるいは外に長時間一人で放置する

情緒的なケアをしない

 

など、健康・安全への配慮を怠っていたり、衣・食・住など、子供が健康状態を悪くするほどの無関心であったりするケースがあります。

 

幼少期にこのようなネグレクトを受けた場合、適切な親子関係が築かれなくなり、将来の人格形成などに大きな影響をもたらすといわれています。

 

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なぜネグレクトするの?原因は?

まず、主な保護者である親は自分の子どもに対してネグレクトをしていても無自覚であることが多いです。

 

暴力的・精神的な虐待のように直接的な行為ではないので、している側からすると罪悪感がないのです。

 

なので虐待という意識なく起こりやすいのがネグレクトです。

 

また、ネグレクトから始まって暴力的な虐待へ発展するケースもあります。

 

原因として考えられているのが、近年の核家族化です。

 

育児について教えてくれる人や相談できる人が周りにいないことで、子どもへの接し方・愛し方が分からず放棄してしまったり、仕事や家事、育児の疲れやストレスから子どもに接するのを避けたりといった具合です。

 

またネグレクトをしている親もまた自分の親から虐待を受けて育ってきたというケースもあります。

 

ただ、その原因を取り除いたからといって解決できるわけではなく、親の特性や性格、仕事、経済、家族関係、住まいや近隣との関係、福祉、教育、医療…など様々な問題が混ざり合って連鎖的に起こってしまうという複雑な背景があると考えられています。

 

今に始まったような単純なことではないんですね…。

 

ネグレクトが与える子どもへの影響

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ネグレクトを受けた子どもは成長すると精神病のリスクが高まるといわれています。

 

例えば、不安障害や感情・行動を自分でコントロールできなくなるなどです。

 

影響としてはまず、非常に低い自己評価があらわれます。

 

親から「いらない子だ」というメッセージを受け続け、自分で自分を肯定できなくなるのです。

 

そんな自尊心の低さから次の3点のような影響がでます。

 

人間関係がうまく築けない

 

人と深く関わるというコミュニケーションがとれず、他人の弱さを激しく非難したり、他人の気持ちが分からなかったりします。

 

自分の痛みには敏感なのに、人の痛みには無関心など、共感能力や感受性の欠如がみられることがあります。

 

また、表情や表現力の乏しさもあらわれます。

 

身体への影響

 

ホルモンの分泌、特に幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌が妨げられ、相手への信頼感や親近感が減ったり、血圧が上昇したりします。

 

他に、低身長などもみられることがあります。

 

知的への影響

 

子どもに対して必要な刺激や愛情を与えないことが原因で、子どもが自分を閉ざし知的発達に問題があらわれることがあります。

 

発見が遅くなると知的発達の回復が難しくなります。

 

 

私はこれらの影響について知った時、先の凶悪事件の加害者を思い浮かべました。

 

加害者がネグレクトを受けていたかどうかは分かりませんが、まさに感情も行動もコントロールできなくなってしまった結果が残忍な事件を起こしたのだと思いました。

 

ネグレクトを受けて育った子どもは成長するに従い、ひねた性格になってしまう子が多いようです。

 

利発な賢い子だと、親の関心をひこうと作り笑いをしたり、顔色をうかがったりする子になります。

 

まっすぐ成長すればもっと伸びただろうに…。

 

また、単なる子どもの意地悪とは言えないレベルになる子もいて、大人も傷つくようなことを言ったりやったりするようになります。

 

小児肥満などのケースでは、ネグレクトが改善されるのではなく、問題を起こしながらも手がかからなくなる時期になるとうやむやにされてしまうことが多いそうですが、性格に問題があるまま大人になっていくようです。

 

また、幼い子どもの場合だと自分の親に対して「ひどい親だ」と否定的な感情を持てません。

 

なので虐待の原因を「自分がいけないから、悪い子だからお母さんはこうなった」と思い込んでしまいます。

 

なんとも可哀想なことです。

 

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ネグレクトで育った子どもの特徴

ネグレクトを受けた子どもはいくつかサインを出します。

 

出来ればそういったサインに気付いてあげて、極力ネグレストの被害にあっている子供を対処してあげたいところです。

 

その例を紹介します。

 

身体などの見た目

 

・病気やケガ、虫歯などの手当てをされていない
・季節や体型に合わない服を着ている
・服が汚れていたり伸び切ったりしている
・髪の毛がボサボサ
・顔や身体がいつも汚れている
・歩行や言葉の習得が遅い
・体重・身長が平均に満たない、または肥満

 

性格や行動

・親しい関係を築くのが難しい
・見知らぬ人に対して馴れ馴れしすぎる
・自分のことをダメだと思う
・気が散りやすい
・大人に対して甘え方を知らず、困らせることやネガティブな行動をする
・遊びや生活面(食事や排泄など)で遅れが出る
・人に対して攻撃的になり、トラブルが多くなる
・破壊行為
・食べ物乞い
・盗み
・いつも空腹
・欠席、遅刻が多い
・家出
・時間を気にすることなく外で一人で遊ぶ
・一度家にあげるとなかなか家に帰らない、毎日のように家に訪れる
・大人に対し愛想よく、よくなつく
・常にお金を持ち歩いている
・大人の責任(下の兄弟の世話、食事作りなど)を背負っている<

 

 

これらの一つ当てはまったからといってネグレクトとは断定はできません。

 

ただ、他人の家にあがりなかなか家に帰ろうとしなかったり、頻繁に家にやってきてあがりこもうとしたりするのは、ネグレクトを受けている子どもの代表的な行動だそうです。

 

また、年齢によってもあらわれる特徴は変わってきます。

 

周囲に心当たりのある子どもはいませんか?

 

隠れネグレクトとは?

微妙だなぁ…と、虐待の判断が難しいグレーゾーンの事例は多いです。

 

ネグレクト気味だがしつけには厳しい家庭もあります。

 

基本的な世話を「しない」親は、食事を与えないわけではないけれど、お金だけをおいて好きに買う、おにぎりやパンのみだったり最低限の食事は用意します。

 

また、学校から帰った子供を家には入れず(家が常に留守など)、帰れないようにするというような事例もあります。

 

さらに、ネグレクトを受けている子どもは成長するにつれて他人に見つかると通報されることを覚え、見つからないよう場所を転々と移動したりします。

 

親に「見つからないようにしろ!」と怒られるので、家に入れてもらえるようになるまで居場所がなく、周囲の家を訪ねてまわり、可愛がってもらえる家を探すようになります。

 

初対面の人の家にでもインターフォンを押して、必死にあがりこもうとする傾向が強いそうです。

 

2012年度の調査では、全19市町と県の児童相談所に寄せられた児童虐待の相談の内、ネグレクトが42%を占める1804件で1番多かったとのことです。

 

その内訳では、小学生以下が7割を超えたそうですが、先の例から考えても、小学生以上になったからといってネグレクトが減るわけではないと言えます。

 

周りから見えにくくなったり、通報しにくくなったりしただけでその実態は分からないのです。

 

近所では「家に帰らずフラフラしている子」と有名だけど、それ以外に目立った虐待のようなことがないために「通報までには至らない」ということが多いようです。

 

している親も「世話してくれて助かるわー」と自覚がなかったり、「世話をしてくれた家に行きなさい」と子どもに言ったりするので、子どもは他人の家に行くしかなく、必死にすがりつく状態も「ネグレクト」の一種といえます。

 

この子はネグレクトになっていないかな?救う方法は?

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ネグレクトを受けてるかなと思われる子どもの親に直接言っても解決しないことが多いです。

 

むしろトラブルに発展してしまう可能性もあるので、市町村・都道府県の児童相談所など公的機関に通告することが最善です。

 

児童虐待防止法にも、虐待を発見した人には通報義務があると定められています。

 

通報は匿名できてその内容に関する秘密は守られるので、安心してください。

 

児童相談所全国共通ダイヤル……189(いちはやく)

 

勇気をもって通告することで救われる命、人格があります。

 

もしかしたら違うかもしれないと思ってためらうかもしれませんが、違うなら違うと公的機関が確認する必要がありますので、やはり通報するようにしてください。

 

違ったらそれでいいのです。

 

また、お父さんお母さん自身が少しでも育児に不安を感じたら、相談窓口を利用したりして悩みを一人で抱え込まないようにしてください。

 

実際に、私も市の相談窓口で電話相談したことがあります。

 

その時は現役保育士さんが対応してくださり、話を聞いてもらいアドバイスをもらうことでかなり不安は無くなりました。

 

今後も気軽に利用できそうだと感じましたよ。

 

ネグレクトは誰にでも引き起こしてしまう可能性があります。

 

早め早めの行動で子どもも親も救われます。

 

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