たばこを誤飲してしまったときの対処法と応急処置

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たばこを誤飲してしまったときの対処法と応急処置!

読了までの目安時間:約 13分

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たばこの誤飲、こわいですよね。

 

小さいお子さんのいる方なら特に心配だと思いますが、実は、大人でもたばこを誤飲してしまう事故があるんですよ。

 

そもそも、たばこの誤飲とは「たばこを誤って飲み込んでしまった状態」ですが、空き缶や缶ジュースの残りを灰皿代わりにした時に誤って飲んでしまう「ニコチンが溶け出した水分を飲んでしまった状態」もたばこの誤飲といえます。

 

ニコチンとは、たばこに含まれる有毒物質で、乳幼児ならたばこ半分〜1本分、成人なら2〜3本分が致死量だと言われています。

 

ただ、これはニコチンを直接血管に注射したとして考えられた数値です。

 

ニコチンは体内への吸収に時間がかかるので、飲み込んだらすぐに生命の危機に侵されるのかといえばそうではありません。

 

しかし、ニコチンを含む水分を摂取した場合は、体内への吸収が早いのですぐに病院へ行く必要があります。

 

たばこの誤飲というと、子どもに多いと思われがちですが、大人でも起こり得ることです。

 

酔っ払って判断力が鈍っている時に、間違えて灰皿代わりの缶の水を飲んでしまったというようなケースがあります。

 

誤飲してしまった時の対処法は、まだ話せない乳幼児と大人とでは少し変わってきます。

 

それでは、子どもの場合の対処法と大人の場合の対処法、それぞれご紹介します!

 

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子どもがたばこを誤飲してしまった場合!

生後6ヶ月〜2歳の子どもの誤飲事故として長年トップなのは、たばこです。

 

状況としては、喫煙者のいる家の中で、子どもの手の届く場所にたばこやたばこの吸い殻を放置していたために起こります。

 

子ども自身の家庭には喫煙者はいないけれど、喫煙者のいる家に遊びに行った場合などにも起こってしまう事故です。

 

また、家の中で起こるだけでなく、外出先で落ちているたばこの吸い殻を拾って口に入れてしまうこともあります。

 

確かに、私の子どもも歩き始める頃は何でも口で確認したい時期だったので、外では石や砂なんかもすぐに口に運ぼうとしていました。

 

この頃の子どもは本能的に、目の前にある物を視覚ではなく、触覚で認識しようとします。

 

それを行うのがなのです。

 

目や手の感覚がまだ未発達な時期に出てくる現象で、成長と共にだんだんと消えていって、そのうち口に物を入れなくなります。

 

そして、0〜2歳というと、人生の中で最も目まぐるしく成長する時期です。

 

ついこの間までは届かなかったテーブルでも、つかまり立ちができるようになったかなーと思っていると、背伸びができるようになったり、身長が伸びたりして、あっという間に届くようになってしまいます。

 

イスなどによじ登ることができるようになるのもすぐなので、本当に目が離せません。

 

その成長の早さに大人は付いていくのが大変です。

 

なので、例えば久しぶりにおじいちゃんおばあちゃんの家に行くと、そのあたりの対策ができておらず、その家の人がまだまだ安全だと思っていた棚にたばこを置いていたりします。

 

でも子どもは身長も身体能力も成長しているので、目に入ったたばこを簡単に手にとって、そして誤飲してしまうのです。

 

また、たばこの吸い殻が入ったドリンクの空き缶を飲んでしまうこともあります。

 

これは、有毒物質であるニコチンが缶の中の水に溶け出しているので大変危険です。

 

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◎症状

たばこを大量に誤飲すると「急性ニコチン中毒」になることがあります。

 

軽症〜中等症の場合、めまい、発汗、吐き気・嘔吐、下痢、腹痛、瞳孔が過度に縮小する(縮瞳)、瞳孔が過度に拡大する(散瞳)、高血圧などの症状が表れます。

重症の場合は、感情や思考が混乱する(錯乱)、興奮、けいれん発作、昏睡(何の反応もしない状態)、呼吸筋マヒ、顔面蒼白、低血圧などがあらわれ、生命の危機に直結する事態となります。

 

 

◎対処法、応急処置

 

誤飲に気づいた時点で、とにかく口の中のたばこの葉を取り除き、吐かせましょう。吐いたものの中にたばこの葉があるか確認してください。

 

この時、水や牛乳を飲ませてはいけません!吐かすために飲ませるのもNGです!気管に詰まったり、ニコチンの体内への吸収を早めたりする危険性があります。

 

 

そして次の3点を確認します。

 

  • 摂取した状況(誤飲したのは葉なのか、水分なのか)
  • 摂取量(たばこ何cm誤飲したか?2cm以上か?)
  • 誤飲した時刻

 

そして、状況によって、病院で診察を受けるか、自宅待機かに分かれます。

 

・すでに中毒症状が出ている→速やかに病院へ!もしくは救急車を呼ぶ!
・たばこが浸かった水分を誤飲→速やかに病院へ!・たばこ2cm以上を誤飲→できるだけ吐かせて、速やかに病院へ!・摂取量がわからない→病院へ・たばこ2cm以下を誤飲→4時間ほど観察する。中毒症状が出たならば、早急に病院へ!

 

体内に入ったニコチンは、24時間経つと全て体外に出るので、1日経って異常があらわれなければ、大丈夫なようです。

 

重症の場合は総合病院へ行く、もしくは救急車を呼ぶようにしましょう。

 

症状が無い・軽度の場合は、総合病院ではなく、救急科や小児科などのクリニックで対応可能であることがほとんどです。

 

もし、対処に迷ったら『日本中毒情報センター』に電話して確認してください。

 

【日本中毒センター たばこ専用電話】072—726—9922

 

無料の自動音声応対方式の回線です。365日24時間受け付けています。

 

◎誤飲を防ぐには

 

子どものたばこの誤飲は、100%大人の責任です。

 

周りの大人が気をつければ防ぐことができます。

 

まず、大人がたばこの危険性について正しく理解するようにしてください。

 

たばこの入った箱、灰皿、灰皿代わりにした空き缶は、「ここなら絶対絶対に大丈夫」「子どもの目が届かない」という所に置くようにしましょう。

 

子どもは大人のことをよく見ています。

 

子どもの近くで吸わないようにしてください。

 

そして外出の際、道や公園には、残念ながらポイ捨てされた吸い殻が落ちているので注意してください。

 

公園の砂場に吸い殻が捨てられていて、保護者が少し離れた所で見ていたためそれに気づかず、誤飲していまう事例もあるようです。

 

子どもが歩く場所、遊ぶ場所を「子どもの目線で」安全かどうか確認してあげてくださいね。

 

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大人がたばこを誤飲してしまった場合!

大人で多いのは、たばこの吸い殻が入った水分を飲んでしまうケースです。

 

「缶ビールで宴会をしているときに、缶の一つを灰皿代わりにしていたが、酔っていたため区別がつかず、それを飲んでしまった」

 

「車の中で寝ている間、同乗者がジュースの空き缶を勝手に灰皿代わりにしていて、それを知らずに目覚めた時に缶に入った水分を飲んでしまった」というような事故が実際に起きているようです。

 

たばこの浸かった水分には有毒のニコチンが溶け出しています。

 

ニコチンが溶け出した水分を摂取するのは大人といえども非常に危険です。

 

成人の場合、ニコチン40〜60mgが致死量となりますが、これはたばこ2〜3本分に相当します。

 

たばこの乾燥した葉を誤飲した場合は、ニコチンが体内に吸収されるのに時間がかかりますが、湿った状態の葉やニコチンが溶け出した水分を誤飲した場合は、ニコチンの濃度も高く、体内への吸収が早くなり、中毒に至る危険性が高まります。

 

 

◎症状

たばこを誤飲すると、急性ニコチン中毒になることがあります。

ニコチンは、自律神経、中枢神経、骨格筋に作用します。

 

軽症〜中等症の場合、口腔内の灼熱感、めまい、発汗、瞳孔が過度に縮小する(縮瞳)、瞳孔が過度に拡大する(散瞳)、吐き気・嘔吐、下痢、腹痛、高血圧などの症状があらわれます。

重症の場合は、錯乱、大声を出したり暴力を奮う(不穏)・興奮、昏睡、けいれん発作、呼吸筋マヒ、脈拍が異常に遅くなる(徐脈)、低血圧などの症状があらわれ、生命の危機に直結します。

 

 

◎対処法、応急処置

 

催吐は、けいれん発作を誘発する可能性があるためNGです。

 

ただ、ニコチンの持つ刺激性や強烈な催吐作用によって嘔吐することが多いです。

 

その際にニコチンなどの有害物質が体外に出ていくので、重篤な事態になることは稀のようです。

 

インターネット上では、大量の水や牛乳を飲んだ方がいいというアドバイスが見られますが、それらは胃酸を薄め、体内へのニコチンの吸収速度を早める危険性があるので、飲まない方がいいでしょう。

 

水で口の中をゆすぐくらいにしておくのがよさそうです。

 

何らかの中毒症状があらわれれば、すぐに病院へ行ってください。

 

誤飲から1時間以内でなおかつ中毒症状が出ていれば、病院で胃洗浄や活性炭投与が行われます。

 

4時間ほど様子を見て、何の症状もあらわれないのなら大丈夫です。

 

たばこの誤飲によるニコチン中毒は今のところは稀ですが、起こり得ることです。

 

特に、子どものたばこの誤飲は、急性ニコチン中毒はもちろんのこと、気管に詰まる恐れもあるので、細心の注意が必要です。

 

子どもの手の届く所にたばこを置かない、缶やペットボトルを灰皿代わりにしない、吸殻をポイ捨てしない、携帯灰皿を持ち歩くなど、周囲に配慮した対策をきちんととれば防ぐことができます。

 

愛煙家もそうでない人も安全に気持ちよく過ごせる環境を作っていきたいですね。

 

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