床ずれの予防と処置方法!効果のある市販薬は?

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寝たきりの方を介護するときに問題になってくるのが床ずれです。

医学的には「褥瘡(じょくそう)」と呼ばれるものですが、少し注意不足なだけでもできてしまい、一度できたらなかなか治らない厄介なものでもあります。

なかなか治りにくいものだけに極力ならないように予防をしていきたいものです。

この記事では床ずれの予防法と処置方法について紹介します。

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そもそも床ずれってどうしてできるの?

私たちの体にはくまなく血液が巡り体中の細胞に栄養、酸素を供給しています。

そのため体の一部が何かでずっと圧迫されて血液が巡らなくなると、その部分はうっ血して低酸素状態になってしまい、急いで圧迫を解除してあげないとそのまま壊死してしまいます。

圧迫というと何か大袈裟なことのように聞こえますが、例えば私たちが椅子に座っているときにはお尻が体重で圧迫されて血の巡りが悪い状態になっています。

そのため飛行機やバスの中で長時間座っているとき、私たちは半ば無意識のうちに体をもぞもぞ動かしたりして少しでも血の巡りを良くしようとしています。

ベッドに寝ている場合にもこれと同じことが起こります。

仰向けで寝ているときは頭、肩、背中、腰、お尻、かかとなどで体を支えていますが、これは逆に言うとその部位で圧迫が起こり血液の循環が悪くなっていると言えます。

横向きの場合には肩、腰、足などで同じことが起こります。

そのため我々は寝ている間は定期的に寝返りを打ったり、体を少し動かしたりして無意識のうちに圧迫を解除して体の組織が壊死してしまうのを防いでいます。

ところが、寝たきりで自分ではほとんど体が動かせない人では圧迫の解除を自力で行うことができません。

すると体の圧迫を受けている部分は酸素が足りなくなり細胞が死んでしまい壊死してしまいます。

床ずれが起こった箇所はそのまま圧迫されたまま放置されていると、傷を治すのに必要な酸素や栄養が届かないので傷は治ることなく拡大していきます。

また床ずれが起こると大抵の場合、そこで細菌の増殖が起こってしまいます。

すると傷の治りはさらに遅くなるどころか、最悪の場合では増殖した細菌が傷から体中に入り込み身体中で炎症を起こし敗血症性ショックを起こし死に至らしめます。

そのため床ずれは起こさないことが最も大事であるし、床ずれの予防に失敗すると急いで手を打たなければ死に至ってしまうということを認識することが大切になります。

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床ずれの予防はどうすればいいの?どんな人が床ずれになりやすい?

床ずれは寝たきりの人は当然ですが、痩せている人もなりやすいということが知られています。

ある程度の脂肪と筋肉があると体重をうまく分散してくれるので体への圧迫が幾分か和らぎます。

しかし、痩せている人の場合には骨による体の圧迫が強く起こってしまい体への圧迫がより強くなり、床ずれができやすいと言えます。

そのため、寝たきりであっても体を維持するための栄養をしっかりとらせることがとても大切です。

床ずれは体の中でも圧迫を受けやすい場所、繰り返し擦れることが多い場所、蒸れてしまう場所に起こりやすいことが知られています。

そのため、

・仰向けの場合:腰骨のあたり・肩・肘・かかと・後頭部

 

・横向きの場合:腰・膝・足・脇腹・耳・肩

 

・うつ伏せの場合:頬・肩・胸・陰部・膝・つま先

よくできることが知られています。

また車椅子に座りっぱなしの場合でもお尻・肘に褥瘡ができるので注意が必要です。

床ずれの予防は体位交換を行い圧迫を解除してあげることが基本になります。

しかし、理想としては2時間に一回の体位交換と言われていますが、とてもじゃないですが毎日2時間おきに体位を交換してあげることは不可能です。

ですので、体圧分散マットレスなどの力を借りて圧迫が軽くなるようにしたり、クッションを体とベッドの間に挟んで30度側臥位という体勢をとらせるようにしましょう。

これらの方法を用いて圧迫を軽度にしたとしても4時間程度に一回の体位交換が必要と言われています。

これ以外に、体の清掃を定期的に行うことも細菌の増殖を防ぐことで褥瘡の予防につながるので効果的です。

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褥瘡ができたらどうする?市販薬は使える?

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気をつけていても床ずれができてしまうことはどうしてもあります。

そのような場合にはすぐに床ずれのサインに気づくことが大切です。

床ずれの一番軽い段階では、圧迫を受けたところの皮膚が赤紫色に変色を始めます。

これは血の巡りが悪くうっ血している証拠ですが、この段階であれば組織はまだ壊死しておらず適切に対処することでひどい床ずれになるのを防ぐことができます。

血の巡りを良くしてあげるのが一番ですので、保湿クリームなどを塗り優しく撫でたり揉んだりするようにして皮膚のマッサージを行ってあげます。

保湿クリームは白色ワセリンや市販の保湿クリームで十分ですが、殺菌作用のあるイソジン入りのクリームや銀入りのクリーム(ゲーベンクリーム)もよく用いられます。

残念ながらジュクジュクした床ずれにすでになっている場合には、そこをしっかり消毒し清潔に保ちガーゼなどで保護することが基本になります。

しかし、素人判断で放置していると手術が必要になったりと大変なことになる場合もあるので、できるだけ速やかにお医者さんに診てもらうのがいいでしょう。

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