運動しても汗をかかない!原因や対策は?

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運動して健康的な汗をかくのは気持ちがさわやかになるだけでなく、体温を下げたりなど様々な効果があります。

人によって汗をあまりかかない人もいるようですが、これは何が原因なのでしょうか。

中には大きな病気が隠れていることもあるようです。

そういった事態に陥らないためにもこの記事では汗をあまりかかない原因や病気の可能性について紹介します。

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汗をかくメカニズムは?汗をかくメリットは何?

汗は我々の皮膚に大量にある汗腺というところから分泌されます。

汗腺はエクリン汗腺とアポクリン汗腺に分かれ、エクリン汗腺は全身に分布しサラサラした汗を分泌します。

一方、アポクリン汗腺は脇の下や陰部などに多く存在する汗腺で、これがいわゆる脂汗と呼ばれる臭いの強い汗を分泌します。

運動したときに書く汗はエクリン汗腺から出てくるサラサラした汗で、精神的なストレスがかかったときなどにはアポクリン汗腺から汗が出てきて、人によっては強い匂いを発したりします。

このエクリン汗腺から出てくる汗の主な役割は体温調節です。

汗が蒸発するときには熱が必要になるので、体の熱を使って蒸発していきます。

そうすると汗をかいて蒸発した分だけ体の熱は持って行かれ、体に熱がたまってしまうのを防ぎます。

また、肌の保湿は汗と皮脂により保たれているので、汗を十分にかけることはきれいな肌を保つためにも重要です。

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汗をかけなくても気にする必要はない?

汗をかかないと言っても程度は様々だと思いますが、ほかの人と比べて汗をかかないという程度であれば特に気にする必要はありません。

汗をかく量には個人差がかなりあり、その大部分は汗腺の量により決まっています。

この汗腺の量は生まれて2〜3年の環境により決まり、暑いところではしっかりと汗をかくために汗腺が発達しますが、寒い地域ではあまり汗をかく必要がないので汗腺が退化して汗腺の量が減少してしまいます。

汗腺はこれ以降は減少も増加もしないようで、寒いところで育った人を暑いところに連れて行ってもかく汗の量はそれほど増えないということがわかっています。

また、近年ではエアコンなどの空調が整っているので、そのような環境で育った場合にも汗腺の量は少なくなるようです。

ですので、周りの人と比較して汗をかかないという場合には、純粋に育った環境が違うために汗腺の量が異なり、結果としてかく汗の量が違うというだけの場合も多いのでそれほど気にする必要はないでしょう。

また、日頃空調の効いた部屋にいてあまり汗をかいていないという人の場合にも汗腺の働きが低下して汗をかきにくいという場合があります。

これは、空調の使用を控えたり、運動をしたり、半身浴で汗をかいたりすることで改善が期待できます。

なんだか今日は汗をかきにくい…もしかして熱中症?

体に熱がこもりすぎてしまう病気が熱中症です。

これを防ぐために皮膚から汗が出て熱を発散してくれるのですが、熱中症がひどくなると汗をかかなくなってきます。

熱中症は、なんとなく気分が悪い、目の前が暗くなる感じといった軽い症状から始まりますが、それを放置していると吐き気、頭痛、めまい、大量発汗といった症状が出てきます。

それをさらに放置していると熱中症はさらにひどくなり、脳に障害が出たり、肝臓などの様々な臓器に症状が出てきます。

発汗は脳の視床下部にある温熱中枢というところでコントロールされているのですが、熱による障害が脳にまで及ぶともはや汗をかくことができなくなります。

熱中症は軽症であれば日陰で安静にして水分補給を行えば対処可能ですが、汗をかけないほどの状態になると急いで救急車を呼んで病院で手当てをしないと命にかかわる状態になってしまいます。

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いつも汗をかかないし、なんだか疲れやすい…甲状腺機能低下症?

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甲状腺は喉仏のすぐ下にある臓器で、気管にペタッとくっつくようにして存在しています。

この甲状腺からはチロキシンというホルモンが分泌され、このホルモンは身体中の細胞のエネルギーの利用に関与しています。

そのため、このホルモンの分泌量が低下してしまうと体の様々な細胞の機能が低下してしまい、症状として体温が低下したり、汗をかけなくなってしまったり、少し運動しただけで体がだるくなってしまったりします。

この病気の原因としては、橋本病という甲状腺を攻撃する自己抗体ができてしまう病気によるものが日本では最も多く、次に脳腫瘍によりこのホルモンの分泌の指令がうまく甲状腺に伝わらなくなってしまうものが多く報告されています。

チロキシンの原料になるヨードが不足することで甲状腺機能が低下することもあるのですが、 発展途上国などでは多く報告されているものの日本では極めて稀なので、ヨードを含む食材であるワカメなどをたくさん食べても症状の改善は期待できないでしょう。

治療としては、橋本病や脳腫瘍などの原因となっている病気を治療するの第一ですが、それでも治らない場合にはチロキシンホルモンを内服することで治療できます。

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