お肉と言えば通常の料理をはじめ、焼き肉やバーベキューなどたくさん使う事がありますね。
でも、意外と期限通りに使い切ることが難しい場合が多いです。
捨ててしまうのは勿体ないですし、保存しても消費期限など気になります。
実際のところ残ったお肉はどのような状態になったら食べてはいけないのでしょうか?
もちろん色や匂いが変わったらダメな事は誰でもわかりますが、消費期限切れとはいえ、捨そこまでに至らない状態だったらしっかりと調理すれば食べれるのではないかと考えてしまいます…
今回は消費期限切れのお肉はどこまで食べれるのか調べてみましょう!
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消費期限と賞味期限!違いは何?
知っている方も多いとは思いますが、一度賞味期限と消費期限の違いをおさらいしてみましょう。
賞味期限(しょうみきげん)とは、劣化が比較的遅い食料品を包装状態のまま所定の環境に置いた状態で、製造者が安全性や味・風味等の全ての品質が維持されると保証するを示す日時である。
この表現の期限は、衛生面による問題よりも品質を問う部分に依存するため、主に長期間衛生的に保存できる加工食品に用いられる。製造日を含めて概ね5日以内に急速な品質の低下が認められる食料品については「消費期限」で表現される。
食品の消費期限:製造者が定めた、ある保存方法で概ね5日間経つと品質劣化する長期間保存できない食品の食用可能期限。
これらは簡単に言ってしまうと賞味期限は過ぎても食べられるが消費期限は過ぎると危険と言うことです。
ということは、やはり通常お肉の消費期限切れは守るに越した事はありません。
加工品のハムやソーセージなどの賞味期限ついては食べられると言っても、賞味期限が切れてすぐであれば問題ないと思いますが、大きく期限が切れているものはやめておいたほうが無難です。
基本的に賞味期限や消費期限切れの物を食べて問題が起こった場合は、製造者等に責任を問えないとも書いてありますので、あえて食べるのはよしておきましょう。
やはり生肉の場合、安全は保障されているわけではありませんので、期限を守って食べていきましょう。
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保存方法によっては実は食べられる?
消費期限は守ったほうがいいとは言いましたが、保存方法によっては期限外であっても食べられることがあります。
それは冷凍保存で保存していた場合です。
お肉を冷凍すると、細菌の繁殖や酸化を抑えることができるため通常の2週間~1ヶ月ほど長く保存出来ます。
2週間から1ヶ月と言ってももちろん肉の形状と種類によって保存期間の違いが出てきます。
お肉の種類別の目安をご紹介しておきます。
■牛肉の場合
ひき肉:2~3週間程度
薄切り:3週間程度
ブロック:3週間程度
ステーキ:3週間程度■豚肉の場合
ひき肉:2週間程度
薄切り:2~3週間程度
ステーキ:3週間程度
かたまり:4週間程度■鳥肉の場合
ひき肉:2週間程度
もも肉・胸肉:2~3週間程度
ささみ:2~3週間程度
かたまり:3~4週間程度
基本的にはこのようになっていますが、これらの期間はあくまでも目安です。
冷凍保存といいましても保存状況や保存時の状態によって異なりますので、注意してなるべく早く食べてしまいましょう。
冷凍保存のコツと注意点
ここではお肉の安全な冷凍保存と注意点をご説明します。
ここでの工程で保存期間が大きく変わってきますので、しっかりとコツを学んでいきましょう。
①新鮮な物を選ぶこと
冷凍保存といっても冷凍する状態が良ければ良いほど調子いいです。
逆に新鮮な肉でないと細菌も閉じこめてしまいます。
また、低温でも死なない細菌もいますのでそこは調理の際に十分に過熱しましょう。
②空気に触れさせないようにしてなるべく早くそして素手で触らないようにする
空気や手で触れてしまう事で雑菌や細菌がお肉に付きやすくなります。
そうすると上で書いてある通り細菌も閉じ込めてしまうので注意しましょう。
また、保存の際はアルミ箔に包み保存袋に入れておくと解凍するのに時短出来ます。
③小分けにして冷凍する
たくさん一気に冷凍するのと、小分けに冷凍するのでは冷凍のされ方が変わります。
しっかりと冷凍するならやはり小分けにすることです。
また、小分けにする際に肉に下ごしらえや味付けしてから冷凍すると調理時間の短縮する事が出来ます
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解凍の仕方で肉の美味しさが変わる
冷凍のお肉を適当に解凍して適当に調理してもいいのですが、実は解凍の方法次第でお肉の味が変わるのです。
是非、美味しい解凍方法をマスターして、冷凍のお肉を美味しく食べましょう。
●自然解凍
冷蔵庫(冷蔵室)で時間をかけて解凍していきます。
冷蔵庫内に置き、溶けるまで待つしかないのですぐには使うことが出来ませんが、上手に時間を使うことが出来ればお勧めです。
この方法で解凍した場合、解凍との温度差があまりないので、お肉の美味しさが残ります。
●流水解凍
流水を使用して時間をかけないで解凍します。
水の入る容器に良く密閉したお肉を入れ、その容器に水を流します。
薄切りの肉は水の中に置いておくだけで解凍できますが、厚いお肉の場合はしっかりと水を流し続け解凍しましょう。
●強制解凍
冷凍庫からだしてそのまま常温で解凍していきます。
最も簡単で一番早く解凍できるのですが、この方法はお肉の旨味成分である肉汁が大量に流出させてしまう欠点があります。
大きいお肉や厚みのあるお肉の場合は表面は解凍できていても、意外と中心は解けてないということがありますので、注意が必要です。
●電子レンジの解凍
電子レンジの解凍機能を利用して解凍していきます。
電子レンジの種類によっては解凍機能が搭載していないものもありますので、ご家庭の電子レンジのタイプを見て使用してください。
この解凍機能の性能も電子レンジよってまちまちで、解凍機能を試してみて肉汁の量を比べて少ないようなら機能が優秀なものと言えます。
多かった場合は機能があまり宜しくないため、自然解凍か流水解凍にしてくださいね。
その他肉が美味しくなるテクニック
解凍したお肉はどのくらいの解凍具合で使用するほうがいいのかと言うと、完全に溶かし切る直前がベストです。
一度凍らせたお肉は完全に解凍した状態にしてしまうと、肉汁が多量に出てしまい旨みを逃してしまいます。
これを防ぐためには完全に解凍する一歩手前の若干固いかなって位で使用してみましょう。
最初は難しいと思いますが、何度か試してみてるとタイミングやコツがわかってくると思いますので何度か試していきましょう。
また、実際に使用する前には解凍してすぐ料理に使うと、温度差によりお肉が慣れていないため、お肉が固くなってしまいます。
ですので、お料理の5~10分程前に常温になじませてから使うと美味しくなりますので試してみてください。
この方法はお肉の形・厚み・季節・室温など条件により時間やタイミングが変わりますので、これについても何度か試してみてベストになるようにコツを掴んでみてくださいね。
いかがだったでしょうか?
消費期限切れのお肉は正直、匂いや変色してなければ大丈夫の場合も多いですが、これはあくまでも皆様の五感にかかってます。
でも現代では若いママ達は腐った物の匂いや変色した物を見た事ないなんて人も多いと思います。
基本的には腐るまで置かず、消費期限切れや賞味期限切れは捨ててしまうでしょう。
でも災害対策のためにも個人的にはそういった賞味期限や消費期限に頼らず、普段から五感を磨いておく事が大切かなと思います。
普段の食生活で大切な事は食品の知識を活用して食べ物を大切にしていきたいですね。
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