人前に出ると頭が真っ白になって何をしゃべっていいのか分からない、ちょっとしたことなのになぜか緊張してしまう、そんなあがり症の方って意外と多いんではないでしょうか?
そんな私も結構なあがり症です。
いつも大事な場面で緊張してしまい思い通りのパフォーマンスが出来ないでいたタチです。
この記事を呼んでくださってる方の中にも、大事な試験のときや仕事でプレゼンをしなければならないときなど、
緊張する場面であがってしまって自分の思った通りの結果が出せなかったなんて経験をしたことがある人も多いでしょう。
そんな悔しい思いをするのはもう嫌だ!何とかしてこのあがり症を治したい!
今回はそんなあがり症の原因や対処法について、簡単にご紹介したいと思います。
是非参考にしてみてください。
目次
あがり症とは何か?
それではまず、あがり症って一体どんなものかということです。
基本的にあがり症は人前で極度に緊張しやすい性質のことを指します。
例えば仕事のプレゼンをしっかり準備をしていったはずなのに逆に緊張してしまい、頭が真っ白になりうまくいかないという経験があるのなら、それはあがり症です。
・具体的には
・人と話すと心拍数が上がる
・声や手が震える
・汗が出てくる
・言葉に詰まる
・顔が赤くなる
などといった症状がみられます。
他にもあがり症で悩んでいる人の多くはとても真面目だと言われていますね。
「人によく思われたい」「高い評価を得たい」という思いが強すぎて、「うまく喋らなければならない」と自分に言い聞かせます。
しかし、それがうまくいかなかった時にいら立ちを覚え、最終的に喋るのが恐くなってしまうケースもあるみたいです。
なぜあがってしまうのか?
では、あがり症の方はなぜあがってしまうのでしょうか?
あがり症は脳の働きと密接に結びついたもので、脳が正常に働くからこそ起こるものです。
脳のセキュリティ機能のひとつに、精神的な負担から体を守ろうとする働きがあります。
精神面で自尊心が傷付けられるかもしれないと感じた瞬間、脳は「あがる」ことで自らに危険を知らせるのです。
体の中で極度の緊張により交感神経の働きが活発になり、神経伝達物質であるノルアドレナリン値が上昇することが原因と言われています。
あがり症というのはそれによる症状が過度にあらわれてしまうことを言います。
それには過去の自尊心が傷付けられたことのある経験が関わっている場合があります。
たとえば、小学校で先生の質問に答えられなかったというような、自分でも忘れている経験であることが多いです。
クラスの皆の前で答えられず赤面し恥ずかしい思いをする。
そのようなことが繰り返しあった場合に脳が「過去もこうだったから未来もこうだ」と察知し、人前に出るだけで極度に緊張してしまうという症状があらわれます。
主な治療方法
あがり症への対処法にはいくつかあるようですが、ここでは心療内科やカウンセリングなどによる治療と、呼吸法による対策についてご紹介します。
まず、あがり症により日常生活に支障が出るのであれば、心療内科を訪ねてみましょう。
あがり症の改善には心理カウンセラーや専門医のカウンセリングによって、なぜあがってしまうかを一緒に考えていき、その患者にとって最も良い改善策を考えることが有効です。
ここで重要なのはいくら医師に診てもらいカウンセリングなどによって治療を受けたとしても、患者本人に治したいという気持ちがなければ効果は薄くなってしまうということです。
医師と患者とで解決策を一緒に模索していくことが大切なのです。
病院で診療を受けることのメリットは信頼できる医師と話すことで楽になる点だと言えます。
有効な治療は医師のサポートにより、患者が自らあがり症について考えることではじめてもたらされるのです。
腹式呼吸による対策
あがり症対策として一番簡易的な方法として深呼吸があります。
実は深呼吸には気持ちを落ち着ける作用があるんですね。
特に腹式呼吸という呼吸法が非常に有効です。
試験やプレゼンの前や緊張していると思ったときなど、腹式呼吸をすることで気持ちを落ち着けることができるので覚えておくといいでしょう。
腹式呼吸の方法やする際のポイント
横隔膜の動きを確認しながら意識的にお腹で深呼吸をする、鼻で息を吸い口からその倍の時間をかけてゆっくりと息を吐いていきます。
ただ、腹式呼吸によって必ずあがらなくなるとは限りません。
心療内科やカウンセリングとは違って治療をするわけではないので、この本番前のみだと人によってはうまくいかない場合もあるでしょう。
しかし、普段からのトレーニングにより効果のある複式呼吸を見つけることができます。
そんな腹式呼吸のトレーニング方法をご紹介します。
①両手を腰に当て深呼吸をすることで、肩が動かずにお腹で息をしやすくなります。
②その状態で「はっひっふっへっほ」と声を出します。「っ」の時にお腹がへこむことに慣れていきます。手を腰から離した状態でもお腹がへこむか確認しながら、交互に繰り返します。
③腰に手を当てながら、「あー」と大きな声でできるだけ長く伸ばします。これにより、お腹に息を溜められるようにしていきます。
このトレーニングにより、しっかりとした腹式呼吸の仕方を身に付けることができます。
この方法を普段から実施して、本番前に行なえば効果を発揮しやすいくなります。
是非やってみてください。
いかがだったでしょうか?
これまであがり症の概要や原因、対処法について書いてきました。
あがり症に対処していくには、実は症状について知ることで、適切な治療・対策をしていくことが重要なのかもしれません。
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