いつの世も、子どもから大人まであらゆる世界でなかなか無くならない「いじめ」。
中にはいじめを苦に自ら命を断つ人もいるくらい、深刻な社会問題となっています。
もちろんいじめというのは、いじめる人が全面的に悪いことがほとんどです。
人としてそんな陰険なことはするものではないと思いますし、ましてや大人でいじめをするなんて、頭の中は小学生並みということですもんね。
でも、実際にある程度の人間の集団がいる中で、なぜかいじめの標的になる人とならない人がいます。
それは一体なぜなのか…気になりますよね。
そこで今回は、いじめられる原因やそのようなタイプの特徴、いじめの回避方法についてご紹介します。
目次
いじめられる原因、いじめの対象になる理由とは?
いじめられてしまう原因というのは、実は非常に些細なことであることが多いのが現状です。
例えば「美人、あるいは不細工だから」「頭がいいから、あるいはバカだから」など集団の中で目立つ存在であるがゆえに標的になってしまうことが多いのです。
悪くてもダメ、かといって良すぎてもダメ…
「普通」であることが一番いじめられないポイントとなるのですね。
これは「異質な存在を認めない」集団生活ではありがちなことで、子どもの学生生活や社会人としての会社での生活などで当てはまります。
また現代はストレス社会といわれているくらいですから、ストレスを解消するために他人を罵倒したりいじめたりする人も多いのです。
いじめるときに人格を否定するようなことを言ってきたり、暴力をふるってきたりする場合には自らのストレスのはけ口にいじめを利用している人なのです。
いじめというものは、集団生活から「個性」というものを奪ってすべて同じのつまらない人間を生み出してしまうことになってしまいます。
いじめられる人の特徴とは?
ではいじめを受けやすい人とは、いったいどんなタイプなのでしょうか。
その特徴を順番に見ていきましょう。
良くも悪くも目立つ人
容姿や学業成績、家庭環境など他人から見て嫉妬されやすいような人や他の人より様々なことが劣っている人は、やはり普通の人に比べて目立つのでいじめの標的になりやすいです。
「出る杭は打たれる」とはよく言ったもので、自分たちとは違った人種を排除したがるものなのです。
感受性が強い人
感受性が強いと少しの言葉のニュアンスの裏側まで考えてしまって普通の人は傷つかないような言葉で傷ついてしまうことがあります。
あまり感情が豊かすぎてしまうのも、いじめる側の人たちの行動をエスカレートさせてしまうこともあるので注意が必要です。
おとなしい人
何をしても反抗しない人は、隠れた場所でいじめを受けたり陰湿なネットいじめなどを受けたりしやすい傾向にあります。
「この人は何をしても大丈夫」と認識されてしまうと、たちまちいじめの対象となってしまう危険性が高くなってしまうのです。
おとなしく自分の意思を他人に伝えることが苦手な人は、他の人に自分のことをわかってもらいにくいので誤解を生むこともあります。
そこから、思わぬいじめに発展することもあるのです。
いじめを回避するには?
誰でも巻き込まれたくないいじめですが、なんとか回避する方法はないのでしょうか。
実は、勇気を出してこの3つの方法を実践することでいじめの標的になるのを回避することが期待できるのです。
冷静にいじめる人を見下す
いじめられる人は、他の人から見て「弱い」と感じさせる人がほとんどです。
そんなときは、弱さを見せないようにして冷静に相手を見下すのが効果的ですよ!
見下すということは、こちらのほうが相手よりも上だということですから、弱いという印象を持たれにくくなります。
冷静というとおとなしい印象を持つ人もいるかもしれませんが、毅然とした態度で口調ははっきりと、背筋を伸ばして堂々とすることで自信も出てきます。
いじめに対して反応をしない
いじめに遭った時に泣いたり怒ったりすることは、相手の思うツボになります。
相手はいじめのターゲットの反応を見て楽しんでいるのです。
自分より弱い下の人間だと思い込み安心している面があるので、ここはいじめを受けても無反応を貫きましょう。
なかなか心を無にするのは難しいことだとは思いますが、いじめ=無意味だということを相手に思い知らせるには無視が一番です。
強い立場の人を味方につける
いじめている人は、相手より上に立てるという優越感に浸っている部分があります。
そのため、そのいじめをしている人よりも更に強い立場の人を味方につけると途端にいじめはなくなります。
まずは、勇気を出して「いじめを受けている」ということを伝えることから始めていきましょう。
その勇気が、いじめを止める原動力となり苦しい毎日から解放してくれる一筋の光となるのです。
いじめを完全に無くすことは、人間が汚い感情を持っている限り不可能だと思います。
しかし、いじめられないように対抗することはできます。
まずは少し勇気を出すところから、そして自分が受けているひどいことを周囲に発信することからおこなってみてください。
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