食材を扱うときに、正しい扱い方をしないと鮮度が落ちてしまったり不味くて食べられなかったりしますよね。
これって本当に正しいのかな?と、一度疑問に思ってしまうと不安になるものです。
無意識に行っていたあの行動も実は間違っていた…なんて事もあるかもしれませんよね。
そんな食材の扱い方の中でも特に知っておくべきものは「野菜や果物類」です。
そこで今回は、そんな中でも特に特に扱い方に疑問を持ちそうな「しいたけ」について調理前の下ごしらえ方法、洗う?洗わない?など様々な疑問にお答えします。
いろんな意見がありますが、どの方法を選ぶかはあなた次第です!!
目次
しいたけとは?
まず始めに、しいたけとは?というところからいきましょう。
しいたけは好き嫌いの激しい食材でもありますよね。しいたけは食べられない!なんて方も多いです。
しいたけは日本や中国をはじめとするアジアに多く分布しています。
キノコの一種であり、日本では食材として中国では中医学(生薬)でも知名度の高いものです。
益気、健脾、健胃、化痰の作用が期待され貧血や高血圧に効果があるといいます。
自然界では、クヌギやシイ、ミズナラ、クリ、コナラなどの広葉樹の枯葉に発生します。
短い円柱形の柄の先に傘を開きます。
成分は、グルタミン酸とグアニル酸を豊富に含み、食用としてだけでなく出汁にも使えます。
栄養価は、炭水化物・食物繊維・ミネラルを主としており低カロリー食品の一種でもあります。
ダイエットや免疫力アップにもつながるという万能な食材なのです。
ちなみに、よく似た毒キノコでツキヨタケというものもあり、間違えて食べると中毒になり病状になる事もあるといいます。
しいたけは洗ったほうがいいの?洗わなくてもいいの?
さて、本題に戻りましょう。
しいたけは下ごしらえ時に洗った方がいいのか?洗わなくてもいいのか?どっちなのでしょうか?
実は様々な意見が出回っており、これが正しい!とは断定しにくいのです。
そんな意見を並べてみます。
洗ったほうがいい理由とその他意見
理由は汚れを落とさずに食べるということに心配があるからです。
お店に陳列されている時点で汚い!と思ってしまったり、栽培の過程でどんな風に管理されているのかもわからないのに洗わずに食べると言うことは考えられません。
以下のような意見があります。
・包装されずにお店に陳列している品物は汚れが付いている事もあるので、殺菌の為に洗う。
・食べる前に必ず塩水でさっと洗った方がいい。
・原木栽培の品物はヒダの部分が汚れている事がある。(原木栽培か、菌床栽培かを確認した方がいいです。)
洗わなくていいという理由とその他意見
しいたけは菌糸という糸のような細い繊維で構成されているので、とても水を吸収しやすく、水溶性である旨味成分や栄養素を流してしまうのです。
香りも消えてしまうでしょう。
すぐに栄養素が抜け出して溶けてしまいますので、勿体無い以外に理由はありません。
以下のような意見があります。
・洗うと、しいたけの香りが落ちてしまう。
・栽培された しいたけは、ゴミや泥などの付着が殆どないので洗う必要がない。
・スポンジのように水を吸い取ってしまうので洗ってはいけない。
・栽培時に清潔になっているので改めて洗うことはしない。
・劣化が早まる
ちなみに、きのこ生産者は約75%が洗わないと言っているようです。
しかしきのこの種類によって分けるという意見もあります。
しいたけは洗わないという方が多いです。
どうしても洗いたい!
どうしても汚れが心配なので、洗いたい!というそんな方は、素早くささっと水に通して流してください。
もしくはキッチンペーパーを水で浸して、優しく傘の部分を吹いてください。
それだけで十分です。
おすすめの食べ方を少しだけ…
水に溶けやすい水溶性という性質上、焼いて食べるのが一番美味しいです。
出汁として使う場合は、しいたけ自体には味っ気がなくなりますが美味しい出汁は取れるでしょう。
醤油などで煮てもいいですね。
その場合は、汁まで残さずに贅沢にいただきましょう。
しいたけは収穫した直後から劣化が始まりますので、なるべく早めに食べましょう。
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