夏が近づいてきてお腹を見せる機会も増えてきましたね。
中にはでべそを気にしてお腹を出せない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、ご自身はでべそじゃなくてもお子さんがでべそで悩んでいる方もいると思います。
気にはなるけれど、下手にいじっても腫れて痛くなってしまうし、体内に近い部位なのでちょっと怖いですよね。
今回の記事ではでべそって治せるのかなど、でべそについて勉強しましょう!
目次
そもそもでべそって?
おへそは赤ちゃんのころ母親のお腹の中にいたときに、母親とつながっていた「へその緒」の名残です。
赤ちゃんはごはんを食べたり呼吸をしたりできないので、お母さんとへその緒を通っている血管を通してつながりお母さんの摂った栄養や酸素をもらっているんですね。
この赤ちゃんから出ている血管ですが、赤ちゃんがお腹から出てくると血液の流れがとまるようになっています。
なので産まれた後少し短く切ってそのままにしているだけで、ぽろっと取れてしまいます。
その痕を塞ぐようにしてできるのがおへそです。
よく「お医者さんがへその緒を切る長さででべそかどうか決まる」と言われますが、へその緒を長く切っても短く切ってもぽろっと落ちてしまうだけなので実は関係ありません。
あかちゃんのでべそと治療法
産まれて1週間ほどでへその緒が落ちて見た目にはおへそができたように見えますが、おへその中の方はまだしっかり線維組織で固まっていない場合があります。
そうするとおへその皮膚の真下まで腸が出てくることがあり、でべそになることがあります。
医学的には「臍(さい)ヘルニア」と呼ばれるもので、このでべそを触ると中に腸があるのでぷにゅぷにゅと動きます。
もしお子さんがでべそで心配している場合は、これからゆっくり線維組織ができてくるのでそのまま様子をみましょう。
放っておいても腸がダメージをうけるなどの問題はおこりませんし、1歳までに95%の赤ちゃんでは自然と治ってしまいます。
2歳までに治らなかった場合は手術をして治すことになります。
この手術を受けなかった場合、体が大きくなるにつれて腸がお腹に入り込んだままになってしまい血流が悪くなりダメージを受けてしまう場合があるので注意が必要です。
大人のでべそと治療法
大人のでべその場合、まれに、上で説明したような赤ちゃんのでべそのまま手術を受けないでいたことが原因の場合があります。
このでべそも同じように触るとぷにゅぷにゅ動いてすぐわかるので、ちゃんと手術を受けましょう。
ほとんどの人のでべそは固いしこりのようなでべそだと思います。
これはへその下にある線維組織が作られすぎてしまったためにぷっくり膨らんで見える状態です。
中には、急にでべそになってしまった方もいらっしゃるのでは無いでしょうか?
お腹周りが太ってしまったり、妊娠したりした場合にはおへそがお腹の内側から押されてしまうため、でべそになってしまうことがあります。
この場合には痩せたり、子供が産まれた後は自然と治るのでいじったりせずに待ちましょう。
もとからでべその場合には、この繊維組織を取り去ることが手術以外では難しいため、手術が必要となります。
子供のでべそ、ご自身のでべそで悩んでいる方は、まずはそのでべそが「臍ヘルニア」なのかどうか確かめましょう。
臍ヘルニアの場合には病院を受診しまたほうがいいと思います。
ただのでべその場合にはまず痩せるなどの努力をしてみて、それでも改善されない場合には手術を受けるかどうか決めましょう。
最近は芸能人も含めてでべそでもお腹を出している方をよく見かけるようになってきました。
外国ではでべそはセクシーだと受け止められる国もあるみたいですし、実はチャームポイントかもしれませんね。
手術を受ける場合は慎重に考えましょう。
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