世の中にはたくさんの依存症があり、誰でもその依存症に陥ってしまう危険性があります。
甘いもの依存症などならばまだいいのですが、アルコール依存症やギャンブル依存症だと自分や周りに与える影響が大きく困りものです。
中でもパチンコ依存症は日本でも罹患者が多く、大きなお金を失う可能性のある非常に危険な依存症の1つです。
今回はなぜ依存症になるのか、依存症はどうやって治せるかを勉強しましょう。
目次
なぜパチンコ依存症になってしまうのか?原因を解説!
パチンコ依存症をはじめ、様々な依存症に陥ってしまう人はなぜそこまで依存してしまうんでしょうか?
これは何か依存してしまうものを始める時に既にうつ病まではいかないものの、軽く憂鬱な気分を常に抱えています。
自己評価が低く、家庭でのトラブルなど慢性的なトラブルを抱えていることが研究の結果分かっています。
なので、何かしら負の感情を抱いているときに癒されるような体験、楽しい体験、興奮する体験を経験してしまうと、心の隙間につけ込まれてしまうと言うことができます。
また、人間の脳内には「報酬系」と呼ばれるシステムがあり、何か行動を起こしてその結果いいことがあるとその行動を繰り返してしまうようにできています。
さらに「条件付け」といい、ある刺激が常にある体験に付随して起こると、ある刺激を受けただけで次に起こる体験を脳が予想して準備してしまうというものです。
「パブロフの犬」などのエサをあげるときに常にベルを慣らしていたところ、ベルが鳴っただけでもよだれをたらすようになったという例が有名ですね。
これをパチンコ依存に繋げるとまさに全てが当てはまります。
パチンコ店のような電飾の多い非日常的な空間に入り込み、日頃聞かないような強烈な音を聞き、一時的に現実の辛さを逃れることができたり。
ビギナーズラックでパチンコで勝ってお金まで得ることができたとなると脳が強烈に刺激され、パチンコ店を見ると行かずにはいられない、CMを見ると行かずにはいられないといったようにずるずると依存してしまうようになります。
パチンコが商売として成り立っている以上、パチンコやスロットで勝ち続けるということはありえないのでほぼ必ず損をするようにできています。
しかし、依存してしまっているのでそれを止めることができずいつか身を滅ぼしてしまいます。
パチンコ依存症度チェック!
パチンコ依存症に陥っている人を治すためにはどの程度依存しているのか調べてみる事が大事です。
まず依存しているかどうかを依存度をチェックしましょう。
●ギャンブルのことを考えて仕事が手につかない
●自由なお金があるとまずギャンブルのことを考える
●一文無しになるまでやったことがある
●やめようとしたが結局ダメだった
●家族にウソをついてギャンブルをすることがある
●借金をしてでもギャンブルをしたことがある
●手をつけてはいけない金に手を付けてギャンブルしたことがある
●ギャンブルが原因で家族に泣かれたことがある
この項目のうち5つ以上あてはまればギャンブル依存症と診断されます。
こうなると早急に治療が必要となってきます。
パチンコ依存症の治し方
治す方法ですが、「絶対に行かない」と決めるのは逆効果でかえって行きたくなってしまい、しかも「〇〇日我慢したからいいや」という風にギャンブルをする正当化につながり危険です。
ですので、まずは上手くつき合っていく方法を考えましょう。
必ずやらないといけないことが、使えるお金を制限することです。
月1万円までとし、それ以上は絶対に使わないというように決め、それは絶対に手をつけないようにしましょう。
他にパチンコ以外のレジャーを見つけ、パチンコのことしか考えられないという状況から脱却することが必要です。
また、自分の大きな目標などをしっかりと考えそれと照らし合わせたときにパチンコをしている自分はどうかという風に現在の状況を客観的に考える必要もあります。
どうしても自分1人で解決できない場合は、自助会や家族の助けなどを借りることも重要です。
自助会ではパチンコ依存症を治す辛さなどをお互い話す機会があり、仲間意識が芽生えるとそれを裏切ってパチンコをするということに後ろめたさが残るようになります。
家族の助けは、お金の管理をしてもらったり、パチンコに行きそうな時は家族で別のところに行くようにするなどするとよいでしょう。
依存症に陥る可能性は誰にもあり、決して恥ずかしいことではありません。
すでに依存症かもと心配している人は治すように努力しましょう。
また、依存症の気があると感じる人は上記の方法を前もって試しておくなどするとのめり込みすぎないですむので活用してみてください。
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