入院をある程度の期間していたら、お見舞いをしてくれた人から手土産をもらう機会もありますよね?
そんなときに気になるのが、退院した後のお見舞いのお返しです。
どんな品物を贈れば良いのか、またどんな言葉をかけていけば良いのか迷ってしまいます。
そこで今回は入院お見舞いのお返しにおすすめの品物と言葉について、詳しくご紹介していきます。
目次
入院お見舞いをもらったらどうする?
入院中にお見舞いをしていただいたときには、お返しをして感謝の気持ちを伝えるのがマナーです。
お見舞いをしてくれた人は入院をしていたことを知っているので、そのまま音沙汰無しにしてしまうと心配を余計にかけてしまうことになります。
そうならないように、入院お見舞いのお返しをして「元気になりましたよ!」ということを伝える必要があるのですね。
もう完全に回復したので心配いただかなくても大丈夫ですよという意思表示で贈るのが、快気祝いになります。
もうひとつ退院はしたけどまだリハビリなどが必要で、とりあえずはひと段落つきましたという意思表示には快気内祝いや御見舞御礼となります。
一般的にお見舞いのお返しには、お見舞いの品物の3分の1から半分くらいの金額でお返しをします。
入院お見舞いのお返しは、退院して調子が戻ってから10日〜30日までを目安に贈るようにしましょう。
あまり時間が経つと、お見舞いに来てくれた人が心配してしまうかもしれません。
ちなみにお世話になっていた病院にお礼を贈りたいと想う人も多いのですが、基本的には不要です。
むしろ病気の方針として、患者から贈答品は受け取らないというところが多いからなのです。
その場合は、お礼の言葉だけ伝えるようにしましょう。
入院お見舞いのお返しでおすすめの品物4選!
入院お見舞いのお返しの品物選びで、何を贈ろうか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか?
基本的に「もう元気になりました」ということと感謝を伝える目的があるので、縁起の良いことを想像させるチョイスをしていきたいですね。
では入院お見舞いのお返しでおすすめの品物を4種類、意味も添えてご紹介していきます。
①溶けて無くなるような品物
病気を後に残さないためにも、入院お見舞いのお返しは溶けて無くなるものがおすすめです。
具体的には石鹸類や砂糖、クッキーなどのお菓子類です。
使い終わったり食べ終わったら跡形もなくなるので、病気のことをなかったことにできる品物です。
何気なく選びがちなお菓子類などですが、病気を後に残さないという意味を考えるととてもポジティブな気持ちになれますよね!
②水に流せる品物
病気を水で洗い流してしまおうという意味を込めて洗剤類や入浴剤、石鹸類なども人気があります。
洗剤類も使い終われば跡形もなくなるので、病気を後に残さず水に流すということでダブルの縁起が良い意味を持つのです。
洗剤類は家庭によっては銘柄にこだわって使っている場合もあるので、無難なところで入浴剤がおすすめです。
家族で使えそうな香りを選ぶと喜ばれるので、オーソドックスなものを選ぶようにしましょう。
③語呂合わせだけれど縁起の良い品物
最近は入院お見舞いのお返しに今治タオルを贈る人が増えているのですが、何故だかわかりますか?
タオルが柔らかくて使いやすいから…ではないんです。
実は「今治」が「今、治りました」という語呂合わせ的な意味で縁起が良いとされているからなんです!
タオルは正直どの家庭でもあって困るものではないですし、綺麗な柄のものなどバリエーションも豊富なので良いチョイスかもしれないですね。
④食べて病気を消し去っていく品物
病気などはしっかり食べて消し去ることが大切なので、それを意識して食べ物を贈るのも良いでしょう。
季節に合った食べ物や、油のギフトなども喜ばれますね。
特にサラダ油ではなくオリーブオイルやアマニオイルなど今話題の健康を意識した油の詰め合わせを贈ると、とても喜ばれます。
健康的なイメージを持たせるために、食べ物の贈り物はおすすめです。
入院お見舞いのお返しをするときの言葉と注意点3選
それでは実際に入院お見舞いのお返しする際の注意点やマナーを解説していきます。
失礼のないようにお返しできるようしっかりと覚えておきましょう!
①入院お見舞いのお返しは直接渡しに行くこと
現代は手っ取り早い連絡ツールとしてLINEやメールなどがありますが、入院お見舞いのお返しにおいてそれはNGです。
直接渡しに行けないということは、相手方に「退院後出向くことができないということは、まだ体調が悪いのではないか?」と余計な心配をかけることになるのです。
また心から心配してくれて病院にまで足を運んでくれた人に対しての言動として、感情の伝わらない文字だけで済ませるのは失礼ですよね?
入院お見舞いのお返しを贈るときには、元気な顔を見せて「おかげさまで体調が回復いたしました」と笑顔を見せると良いでしょう。
元気そうな姿を見られれば、お見舞いに行った良かったなと相手方も安心すると思います。
②会社のみんなに入院お見舞いのお返しをするとき
もし会社の社員みんなからまとめてお見舞いをいただいたときには、お返しの宛名も「〇〇御一同様」とすれば失礼には当たりません。
退院して仕事復帰した初日に持っていくと、スムーズにことが運びます。
会社の人には
自分が休んでいる間、仕事のフォロー等をしていただきありがとうございました
このように、自分がいない間に頑張ってくれた社員を労う言葉を入れましょう。
そして上司には
ご心配おかけして申し訳ありませんでした。休んだ分もしっかり務めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします
このように個別に挨拶をしていきます。
上司だけ個別にお見舞いに来てくれていた場合には、みんながいないところでお返しを別で贈ると良いでしょう。
その時は会社から持ち帰ることを考慮してあまり重たくないものや、かさばらないものを選ぶことが大切です。
③まだリハビリや自宅療養が必要な時はどうする?
一応退院はしたけれど、まだ全快ではなくてリハビリや自宅療養が必要な場合もありますよね?
そんなときでも、やはり入院お見舞いをしてくれた人にはお返しを贈りたいものです。
そんなときには郵送で品物を送り、電話や手紙で入院中お見舞いに来てくれたことへの感謝の気持ちを伝えていきましょう。
品物を郵送したら
〇日に無事退院しましたがまだ自宅療養が必要な状態ですので、失礼ながらお礼の品を本日お送りいたしました。
直接お礼にお伺いできなくて申し訳ありません。
全快しましたら、また改めてご挨拶に伺います
と一本電話をしておきましょう。
相手方もいきなり贈り物が届いたら驚いてしまいますから、先にお知らせしておくのが良いですね。
手の怪我などでなければ短めの手紙を添えて贈るとより気持ちがこもったものになるので、退院日や現在の状況を書いておくとバッチリです。
まとめ
入院お見舞いのお返しは、おかげさまで無事に元気になりましたという感謝の気持ちを相手方に伝える手段です。
品物は縁起の良い意味を含むものを中心に、相手のことを考えたものを贈りましょう。
無難なものとしては、お菓子類や入浴剤などでしょうか。
また入院お見舞いのお返しをする際の言葉も全快なら直接、まだ全快でない場合には電話などできちんとお話をするのがマナーです。
また会社にはお世話になった人にまとめて贈り、個別でお見舞いに来てくれた上司には別でお返しをお渡しします。
退院後に元気に生活しつつ周りの印象も良くしておくために、入院お見舞いのお返しはきちんと対応しておきましょう。
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