車一台あればどこにでも行けてしまうところが魅力的な車中泊は、今人気がありますよね?
遠くに出かけても宿泊代という高いお金がかからないので、予算があまりなくても旅行が楽しめるメリットがあります。
でも冬の車中泊で心配なことといえば、やはり寒さ対策です。
かといってエンジンをかけっぱなしで車に負担をかけるのも、あまり良くありません。
そこで今回は冬の車中泊におすすめの暖房を探している人に向けて、エンジンをかけない寒さ対策をご紹介していきます。
目次
冬の車中泊で停車する場所はどんなところが良い?
冬の季節だけでなく、車中泊はどんな時でも停車する場所は気を使うポイントです。
冬の場合は雪などの天候不良が起こりやすいので、停める場所にはより気をつけなければならないのです。
では、一体どんな場所に停車するのが適しているのでしょうか?
トイレが近い場所
冬は寒いので誰でもトイレが近くなりがちですよね?
特に女性や子どもはトイレが近いので、コンビニなどいつでもトイレに行ける環境に停車するのがストレスが溜まらないポイントです。
またコンビニの近くであれば、足りないものや暖をとるためのものを購入することもできるので便利です。
ただし、くれぐれも駐車場に停めっぱなしにしないようにしてくださいね!
屋根が付いている場所
冬の場合はその日の夜に雪が降っていなくても、翌朝に雪が降ってしまうことも珍しくない地域もあります。
冬の車中泊では翌朝に雪が降ると、雪下ろしなどで朝にすぐ出発ができなかったり思わぬトラブルが起こることも…。
そうなったら旅行も楽しめませんよね?
そんな慣れないトラブルを避けるために、できれば雪を防げる屋根のある場所に停めましょう。
冬の車中泊でエンジンをかけなくても暖まる方法
冬の車中泊において暖をとる方法は切実な問題で、これによって快適な旅ができるかが決まります。
また冬はエンジンをかけ続けていると、車に負担がかかってエンストの原因になることもあります。
またバッテリーにも負荷がかかりやすいので、なるべく工夫してエンジンをかけなくても暖まる方法を考えましょう。
では冬の車中泊でエンジンをかけなくても暖まる方法を3つご紹介します。
窓枠に合わせて目貼りをする
冬の車はたとえ暖まっていても、エンジンを切るとあっという間に冷えてきてしまうのですが…。
その原因のひとつに、窓の隙間から外の空気が入り込んでしまうことが考えられます。
そこですきま風を防ぐために、窓枠に合わせて銀マットを使って目貼りをしてしまいましょう。
自作するのが面倒な場合には、お金はかかってしまいますが正規品を購入することもできます。
寝袋を用意する
冬の車中泊は毛布だけでは寒くて、足が出てしまったり毛布を蹴ってしまったりして風邪をひいてしまう…ということも珍しくありません。
そのため足から頭まですっぽり覆ってくれる、寝袋を用意すると安心です。
特にマミー型といって、ミイラが入る棺桶のような形の寝袋は完全に冷気を防ぐことができるので防寒対策にはバッチリなのです。
車中泊においては、寝袋は必ず準備したいアイテムのひとつになります。
シートに銀マットを敷く
せっかく体が温まったのに、シートが冷たくて不快な思いをしたことはありませんか?
意外と冷気がシートに付いてしまって、冷えの原因になってしまうんですよね。
そんなときにはシートに銀マットを敷いて、冷気を遮断してからその上に寝袋を敷くのが良いでしょう。
銀マットは冷気をカットしてくれるだけでなく保温効果もあるので、温まった体が冷えることが少なくなります。
冬の車中泊でエンジンをかけなくて済む暖房グッズ3つ
冬の車中泊、寒さからついエンジンをかけて暖房をつけたくなってしまいます。
しかし冬のエンジンかけっぱなしは、エンストやオーバーヒートの原因になるので危険です。
また万が一排気口が雪でふさがってしまうと排気ガスが逆流し、一酸化炭素中毒で命に関わる事故になることもあるんです!
このようなことを防ぐにはエンジンをかけずに済む暖房グッズが便利なので3つご紹介します。
湯たんぽやカイロを活用する
手軽に暖を取れるグッズといえば、やはり湯たんぽやカイロではないでしょうか?
カイロは復路を破るだけで暖まることができますし、湯たんぽはコンビニでお湯をもらって入れるだけで数時間は暖かさが持続します。
冬の車中泊では全身が暖かくなるお腹と腰に貼るタイプのカイロを貼って、さらに湯たんぽを抱いて寝ればポカポカです。
どちらも安価で購入できますが、欠点としては体の一部分しか暖まれないので車内の温度を上げるものではないことが挙げられます。
また湯たんぽは一晩暖かさがもたないので、途中でお湯を沸かして入れ直す必要があるのです。
ただ直接肌で暖かさを感じることができるのは確かなので、ぜひ利用していきましょう。
電気毛布を使う
車中泊には欠かせないアイテムのサブバッテリーを使用して電気毛布を使用すると、冷えた体を温めることができます。
電気毛布も湯たんぽやカイロと同じく車内の温度を上げるものではありませんが、広い範囲の体を温めることができるので便利です。
ただ外気温が低い状態で体だけを温め続けてしまうと、翌朝体がだるくなってしまうので電気毛布を使用するときはヒーターなども使って車内の温度も上げましょう。
車載用ファンヒーター
エンジンをかけなくても車内の温度を上げることができる便利アイテムは、車載用のファンヒーターです。
電気毛布と同じくサブバッテリーを使って電源を入れますので、冬の車中泊をするときはサブバッテリーとファンヒーターをセットで準備しておきましょう。
車内の温度が上がれば安心して眠ることができますし、冷えを心配することもないですね。
ファンヒーターは暖房だけでなく冷房にも対応しているものがあるので、通年使用できるところもありがたいポイントです。
冬の車中泊で意識したい注意点
冬の車中泊では他の季節に比べて、注意しなければならないポイントがたくさんあります。
守らないと命に関わったり、なかなか車内が温まらなくなるので意識していきましょう。
では冬の車中泊で意識したい注意点と改善策を2つご紹介していきます。
エアコンをつけたまま寝ないこと
冬の車中泊は寒いので、ついエアコンをつけっぱなしにして寝たくなります。
しかしエンストやバッテリー上がりよりも恐ろしいことになる可能性が、冬だと格段にアップするのです。
雪が降りやすい地域の場合、寝ている時あっという間に雪が積もることは珍しくありません。
エンジンをつけたままにしておくと、積雪により排気がうまくできなくなって排気ガスが車内に入り込む可能性があります。
するとエンジンをつけていただけなのに、一酸化炭素中毒を起こす危険があるのです。
一酸化炭素中毒は命に関わることなので、夜は寒くてもエンジンのつけっぱなしは厳禁です。
窓の結露に注意する
窓が結露を起こしてしまうと、せっかくファンヒーターなどで暖を取っていてもなかなか効果が出ずに寒いまま…という事態になってしまいます。
窓の結露を予防するには、梱包材に使われているプチプチを窓ガラスに貼っておくと良いでしょう。
ひと手間を加えるだけで、翌朝すぐに出発できないと言ったマイナートラブルを防ぐことができるのです。
車内で暖をとる際には、下準備が大切だということですね。
まとめ
冬の車中泊において大切な防寒対策は、工夫を凝らして外からの冷気を車内に侵入させないようにすることです。
銀マットやプチプチをうまく利用して、結露やすきま風の侵入を防ぎます。
また寝袋やサブバッテリー、ファンヒーターの準備も怠らないようにしましょう。
そして日常でも使う防寒グッズとしてカイロや湯たんぽなども、とても重宝します。
備えあれば憂いなしということで、手間をかけて準備をしてから冬の車中泊に臨みましょう。
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