奥さんが妊娠したと分かったら、居ても立っても居られないくらいに喜びに満ち溢れますよね!
そんなときこの喜びを多くの人に感じてもらいたいと思い、ついいろんな人に報告したくなってしまいます。
でも、ちょっと待ってください!
妊娠というのは、男性が思っているよりもずっとデリケートな問題なのです。
そのため、奥さんとしては義理のお母さんにすら、しばらく経ってからでないと報告する気になれないというのが本音です。
多くは、奥さんの実家にのみ妊娠したことをすぐに伝えて、他の人には安定期になるまで黙っておくことが多いのです。
そこで夫の職場での妊娠報告も慎重に、いつ、誰に伝えるかをしっかり奥さんに聞いてからするようにしましょう。
せっかくの喜ばしいことを夫の行動で台無しにしないように、今回は夫が職場で妻の妊娠報告をする際のポイントについてご紹介します。
目次
職場で妊娠報告をする際の注意点
奥さんが妊娠していることが判明したら、すぐに様々な人にペラペラしゃべってしまう夫は実は多いそうです。
これが元で様々なトラブルが起こることが考えられます。
なぜすぐに報告したらいけないのか?男性にはなかなかわからないかもしれませんよね。
実は女性は妊娠したら100%赤ちゃんを出産できると思われがちですが、妊娠初期のうちに流産してしまう確率が15%ほどあるのです。
35歳以上になると20%以上の確率になるので、高齢出産ではさらにリスクが上がります。
数字で見ると、結構な確率ですよね。
そのため、女性としては早くから夫が職場で妊娠報告してしまうことで、万が一流産してしまったときに、また流産報告をしなければならなくなり、心身ともにダメージを負ってしまうのです。
また、妊娠中は体調が安定せずに不安な日々を過ごす妊婦さんも少なくありません。
そのため、夫は外部の人に妻の妊娠報告をするときは、必ず奥さんの了承を得てから話をする必要があります。
奥さんが「何があるかわからないから、まだ話さないで」と言ったら、男性側としては少しモヤッとするかもしれませんが、奥さんの気持ちを汲んであげてください。
この妊娠中の不安は、正直男性にはわかりません。
でも、気持ちは分からなくてもせめて奥さんの意思は尊重して協力してあげましょう。
いつのタイミングで妊娠報告したら良い?
奥さんが無事に安定期に入ったら、流産の心配はかなり少なくなりますし、出産に向けて様々な手続きなどをする必要もあります。
そのため、妊娠5〜6ヶ月くらいになったら直属の上司に妊娠報告をしましょう。
出産時に立ち会いをする場合や奥さんの体調を考えて会社を休む場合などに、上司に話しておくことで配慮をしてくれます。
もし、奥さんが妊娠初期でもつわりがかなりひどい場合などは、直属の上司にだけコッソリ伝えておくことも必要です。
その場合、他の同僚には話さないで欲しい旨をきちんと伝えて、内密にしておくことがポイントです。
妊娠報告をしないまま「妻の体の調子が悪いのでお休みさせてください」などと連絡すると、常識のない人だと思われてしまいます。
あらかじめ妊娠初期のつわりがひどいことを伝えておけば「奥さんを支えてやりなさい」と理解を示してくれます。
実際、わたしの場合はつわりこそ無かったものの、妊娠後期でお腹が張ってしまったときは夫に午前半休を取得してもらって病院に連れて行ってもらいました。
夫の職場の上司も同僚も、元同じ会社だったわたしのことを知っていて挨拶もしていたので、とても配慮していただいて助かりました。
わたしの場合は、夫と妊娠5ヶ月のときに一緒に職場に行って、妊娠報告の挨拶をしに行きましたよ!
報告する相手と言い方のポイントについて
職場で奥さんの妊娠報告をする際は、必ず直属の上司に一番に伝えるようにしてください。
もっともやってはいけないのは、上司に黙って他の同僚に話してしまい、噂で上司の耳に入ってしまうことです。
これでは上司としての面子も丸潰れですから、しっかり順序は社会人として守りましょう。
順番としては、直属の上司→さらに上の人事部や管轄部長など→最後に同僚に伝えるようにしてください。
直属の上司に妊娠報告をするときには、仕事の最中に慌ただしい中おこなうのではなく落ち着いた場所でしっかりと伝えられるようにしましょう。
応接間や会議室、一緒にランチに行けたらその時でも良いでしょう。
話すポイントとしては、以下の3点を正確に報告してください。
・現在の妊娠週数と出産予定日
・妊娠経過は良好かどうか
・つわりの具合
これらを伝えることで、奥さんの急な体調不良でもスムーズに対応できるよう職場が仕事の配分を調整してくれます。
特に、つわりが酷くなる妊娠悪阻や切迫流産で入院することになったときでも、何日間か休めるように配慮してくれるのでしっかりと伝えましょう。
職場での妊娠報告は、業務に少なからず穴をあけることも出てくるので、お祭りムードではなくきちんと誠実な対応で臨むようにしてください。
最後は「ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします」と付け加えると良いと思います。
妻の気持ちを大切にしながら、しっかりやるべきことをやるようにしましょう。
コメントを残す