できればあまり叱りたくはないけれど、ついつい毎日声を荒げてしまうというお母さんは結構多いと思います。
もちろんわたしもその一人で、1歳半を過ぎてイタズラがだんだんレベルアップしていっているこの頃は毎日のように「コラ!」というセリフを言ってしまいます。
でも叱った後、子供がなんとなく落ち込んでいるのではないかと心配になってしまいます。
そこで今回は、子供が落ち込まないような叱り方とその言い方、叱るときにやってはいけないことをご紹介していきたいと思います。
目次
子供が落ち込まないようにしかる方法!
お母さんもちょっと自分がイライラしていたり、子供が思うように言うことを聞いてくれないと、つい大袈裟に怒ってしまいますよね。
でも後から「ちょっと言い過ぎちゃったかもな…」と落ち込む子供の後ろ姿をみながら後悔したことが結構あるのではないでしょうか。
わたしもそこは本当に反省するべき点なのですが、やはり子供が落ち込まないためにはただ闇雲に声を荒げれば良いという問題ではありません。
それでは子供からしてみると「とりあえず叱られているのはわかるけど、何で叱られているのかよくわからない」ままで終わってしまうからです。
大声で子供に言い聞かせることは、叱ることではなくただ怒っているだけになってしまいますからね!
確かに子供が何か悪いことをした時はすぐに大きな声で叱りたくなるのもわかりますが、ここは少し深呼吸して飲み込んでから叱るようにします。
子供と対面に座って、子供の目をしっかりと見ながらゆっくり真剣な表情でこういうことはこういう理由があるからしてはダメということを根気よく伝えていきます。
そして子供が理解してくれて、もうやらないと言ってくれたらしっかり抱きしめてあげましょう。
叱った後に「悪いことをしたと認めた」ときにしっかり褒めてあげることで、子供も叱られっぱなしで落ち込むことがなくなります。
叱った後に落ち込むということは、反省しながらも「自分ってダメだな」とちょっと自己卑下の感情が出ている場合があります。
そこはお母さんが反省している子供を肯定してあげることで、こうした落ち込んだ状態の子供の精神面をケアする必要があるのです。
わたしも叱って子供が口をへの字に曲げながらもうつむき加減で反省しているときはそのまま抱きしめるようにしています。
正しい叱り方って?言い方や方法!
では、正しい叱り方って一体どんな言い方や方法があるのでしょうか。
まず一番はお父さんとお母さんの叱る立場を考えていくということが大切です。
例えば、子供がスーパーでいつも走り回ってしまう場合の叱り方です。
順番に叱り方を見ていきましょう。
①スーパーに入る前にやってはいけない事を聞かせる
まずスーパーに入る前に立ち止まってお父さんが
「ここは他にもたくさんの人が買い物をしている場所だから、走り回ったり騒いだらいけないよ」
と釘を刺しておきます。
お父さんがまず「〇〇したら怒るからね」といった意味を含んだ忠告を先に子供にしておくことが大切になります。
このときは、お母さんはその様子を見守っていましょう。
②それでも悪いことをしたときは…
お父さんにスーパー入店前に釘を刺されたにもかかわらず、やはりテンションが上がったのか走り回ってしまった子供。
ここでお母さんの出番です。
「思い出して、スーパーに入る前お父さんに何て言われた?走り回ったり騒いだらダメって言われたよね、なんで忘れちゃったの?さっきあれほどお父さんが言っていたでしょ!」
ここで重要なのは
・子供をつかまえて目を見ながら大声を出さずに落ち着いて叱ること
・お父さんがさっき言ったのに、を特に強調して叱ること
・お父さんは黙っていること
この3点です。
お母さんが叱っているときにはお父さんは黙って、お父さんが叱っているときはお母さんが黙るようにすれば、子供は追い詰められずに叱っていない方に甘えることができます。
ただ、もちろんかなり危険なことだったり他人に迷惑をかけるようなことがあった場合はきちんと「ダメでしょ!」と声を張って叱ってください。
その後に何故ダメなのかをしっかり伝えて子供に何度でも理解させてください。
こうした、叱り方にもメリハリをつけると子供なりに「これは絶対やってはいけないことなんだ」というのがわかってきます。
根気がいるのでお母さんは疲れますが、ここはしっかりと子供がわかるまで言い続けましょう。
後はお母さんの主観的に「こんなことをしたら、お母さん悲しい」とか「スーパーで静かにしていてくれたら、お母さんすごく嬉しいのにな」と感情を子供にぶつけることも効果的ですよ!
しかる時に絶対にやってはいけないこと!
実は、子供を叱るときにやってはいけないことがあります。
①両親ともに子供を叱ること
先ほども少しお話ししましたが、両親のどちらかが叱るようにしないと子供は誰にも助けを求められなくなって行き詰まってしまいます。
どちらかが叱って、どちらかが甘えさせる役割をするようにして子供が落ち込みすきまないように工夫をすると良いでしょう。
②脅すような言葉を投げかけること
例えば「こんなことする子は食事抜きだからね!」とか「お母さんもうどっか行っちゃうよ!」など、子供にとって全ての世界を脅すような言葉は控えたほうが良さそうです。
あまりに脅すような言葉ばかりを叱るときに言うと、何をするにもビクビクしながら行動する子供になってしまいます。
③子供の存在自体を否定する言葉を言うこと
良く叱っているときについ言ってしまうこともある「もううちの子じゃありません」とか「本当はどっかで拾ってきた子なんだから」などの言葉は、大人にとっては冗談で言ったつもりでも、親が自分の世界の全てである子供にとっては暗い影を落とします。
自分は本当は要らない子供なんだ、と自分の存在自体を自分で否定するような性格になってしまい、自己肯定力の低い子供になってしまうのです。
こうした子供の存在を否定する言葉は、いくら叱っていて感情的になっていても決して言ってはいけません。
言葉の暴力になってしまいますからね!
子供を怒るのではなく叱るということは、結構難しいですよね。
感情的になりながらも結構頭を使いますから…。
でも本当にダメなことはしっかりダメと伝えて、しっかりその理由を説明していくことで子供は理解してくれるようになります。
根気よく、両親で相談しながら頑張っていきましょう!
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