もうすでに成人を迎えて、今は立派な社会人!
だけど、事あるごとに親が自分の行動に干渉してくる…
これって、いわゆる「子離れできていない親」なんじゃないか。
そう考えている子ども世代、実は少なくないようです。
特に現代は昔に比べてひとりっ子が多く、親と子の結びつきもより強いものになっているため、こうした子離れできない親が増えてきているのです。
子どもはいくつになっても可愛い子ども…そう考えるのが親心というものではありますが、それも度を超えてしまうとただの子離れできない親。
子どもからしてみたら、もう社会人なのにいちいち干渉なんてして欲しくないですよね!
そこで今回は、そんな子離れできない親の心理や対処法などについて説明していきたいと思います。
目次
子離れできない親の考えていること
子どもが立派に成長して無事に社会人となって独立するまで育てあげた親は、やはり素晴らしいとは思います。
でも、本来なら子どもが成人して社会人になった時点で「子育て」は終わっているはずなのです。
これからは、子どもが自らに責任を背負って生きてもらう…
そういう点で、親は子どもに対して干渉し過ぎるのは良くないと考えます。
でも、このような子離れできていない親は、次の2つのことを考えていることが多いのです。
順番に見ていきましょう。
自分がいないと何もできないと考えている
子どもが小さければ、親がいないと何もできないのは当たり前のことです。
しかも社会人となった今は、もう何もかも自分でできてしまいます。
子どもからしてみれば自分でお金も稼げるようになったし、もう面倒をかけたくないと思います。
ただ子離れできない親はそれを認めず、いつまで経っても自分が居なくては何もできない可愛い我が子のままでいてほしいと思ってしまうのです。
子どもの世話をしていることで、自分の存在価値が上がると認識しているのですね。
特に子どもがしっかりしていればいるほど「こんな立派な我が子をここまで育てあげた、まだまだ自分にもできることはある」
こんな風に思って、細かいことに口を出してきたり過干渉するようになってしまったりするのです。
子どもに見返りを求める
子離れできない親の心理のもうひとつの事柄として、子どもに見返りを求めるということがあります。
つまり「これだけ立派に育てたんだから、自分たちの世話もよろしくね」ということです。
この場合は、親が実家から子どもが独立して巣立つのを全力で阻止します。
子どもが自分の側にいて、家のことをやってくれるのが心地良いのです。
これは、育児に見返りを求めて子どもにそれ以上のことを要求しているのと同じことです。
子離れできないのは、純粋に子どもに関わりたいという気持ちと、自分たちのためという私欲の目的で干渉をする2パターンが心理として考えられます。
子どもが生きがいだと豪語する親には気をつけよう!
わたしは小さい子どもを持つ母親ですが、たまにママ友同士の会話で「この子が生きがいだから」というセリフを聞くことがあります。
これこそが、子離れできない親の最大の特徴なのです!
子育て=生きがいということは、子どもがいなくなったら親の存在価値はなくなるということになります。
そうならないために、子どもが立派に成長してもなお、子どもをずっと子どものままとして関わります。
姿形は大人になったとしても、親から見れば小さな子ども同然なのです。
このような親は子どもを常に側に置いておきたいので、独立だったり結婚だったり子どもが遠くに行くことを嫌います。
子どもが男の子の場合、結婚してから嫁いびりをする姑になる確率が高いのです。
でも、子どもをいつまでも幼いままだと認識するということは、子どもの成長を喜んでいないことと同じですよね。
子どもは、いつか巣立って親元を離れて行くものなので、手放したくないというのは親のエゴでしかないのです。
他にも良く聞くセリフがあり、それは「〇〇が居ないと生きていけない」です。
これも、一見ポジティブそうな発言の中にネガティヴな意味合いがたっぷり込められています。
このようなセリフを親の口から良く聞くようであれば、次の項目にある子離れしない親の対処法を参考になさってくださいね。
親が子離れしてくれないときの対処法!
年齢も成人を超えていて社会人として立派に頑張っている、それなのに親が干渉してきて正直迷惑だなと感じている…
そんなときの対処法ですが、やはり離れて暮らすことが一番だと思います。
実家にいると、自分では「自立している」つもりでも親から見れば「まだ親元で自分たちが面倒を見ている」と思ってしまいがちです。
そうならないためにも、ここは一念発起して自分ひとりで生活できるように家を探しましょう。
新社会人の給料では、ワンルームアパートなどでの質素な暮らしにはなるはずです。
しかし誰にも干渉されず自由に生きていくためには、そして親の考えを改めさせるには多少の我慢はできるでしょう。
親も、子どもがいつも側にいないことでだんだんと子離れができるようになってきます。
程よい距離感を保つことは、親にとっても子にとっても良いことなのです。
また場合によっては一人暮らしをする際に、親に住んでいる家を教えないこともありです。
子離れできない過激な親は、合鍵を要求してきたり玄関の外で待っていたり、はたから見ればストーカーのような行動をする場合があります。
とりあえずは「家を出ていく」ということを伝えて、詳しい話は避けるようにしてください。
親子の間でも、やはりプライバシーというものは守られなければならないと思います。
親のためにも一度完全に独立して、本当の意味での「大人」を目指していきましょう!
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