色鮮やかな振袖やシンプルな振袖など、一口に振袖と言っても様々な種類・柄の着物がありますよね。
自分の好みのデザインや色味を選ぶのが一番ですが、振袖もファッションと同様に毎年の流行があります。
また、自分の好みのデザイン・色味と、実際に似合うデザイン・色味が異なることもあります。
今回は、2019年の振袖の人気の色や振袖の似合う選び方を紹介します。
目次
振袖は購入とレンタルどちらが良い?
振袖は購入するのはもちろんですが、レンタルをすることもできます。
購入とレンタルには、それぞれにメリット・デメリットがあります。
ここでは、振袖を購入するときのメリット・デメリットをそれぞれ紹介します。
振袖を購入するときのメリット・デメリット
振袖を購入する際のメリットは、何と言っても「一生着続けられること」です。
成人式のみならず、お正月や結婚式、結納など活躍する場は人生の中でたくさんあります。
中には、年齢を重ねるにつれ「振袖の柄が見合っていないかも・・・」と感じるときもあるかもしれません。
そんなときには、仕立て直しをしてもらうことによって、振袖を訪問着にしたり、自分の子どもへの成人式のプレゼントにするのもおすすめです。
さらに、「他の人と被らない」というのも振袖を購入するメリットのひとつだと言えます。
振袖をレンタルするとなると、似たようなデザインが多いためどうしてもほかの人と被りがちになってしまいます。
一方で、振袖を購入する場合は好みの色や柄の組み合わせを数多くの種類から選ぶことができます。
そのため、レンタルにありがちな「好みの色・柄がない」ということがありません。
振袖購入のデメリットは、「レンタルよりも高価であること」です。
振袖の種類にもよりますが、購入するとなるとレンタルに比べてどうしても高額になってしまいます。
レンタルでは15万円の振袖でも、購入すると2倍~3倍以上の値段になることも珍しくありません。
さらに、オーダーメイドで仕立てる場合、振袖の総額が100万円を超えることもあります。
両親が「娘へのプレゼント」と言ってオーダーすることが多く、現在もオーダーメイドで仕立てる家庭が多くあります。
振袖をレンタルするときのメリット・デメリット
振袖をレンタルするときのメリットは、「購入するときに比べて費用を抑えることができる」点です。
レンタルであれば、新作の振袖でも20万円前後でレンタルできます。
新作でない振袖や、質を追求しないのであれば、さらに安くレンタルすることも可能です。
予算に合わせて選ぶことができますので、費用を抑えて家計の負担を軽減することができます。
また、様々な種類の振袖を着られることも、レンタルのメリットのひとつでもあります。
振袖を購入すると、振袖をレンタルする機会がなくなります。
結婚式や結納など、振袖を着る機会には同じ振袖を着用することがほとんどになるため、行事によっては浮いてしまう可能性もあります。
一方で、レンタルであればその都度色味や柄を選ぶことができます。
その年の流行の振袖を選んだり、TPOに合わせて選ぶのはもちろん、購入するには手の届かない高価な振袖もリーズナブルな価格で着用できます。
振袖をレンタルするときのデメリットは、「レンタルできる種類が限られていること」です。
レンタル専用として準備されている振袖の中からしか選ぶことができないため、好みの色や柄がないことがあります。
また、多くの人がレンタルを利用しますので、予約が埋まっていくほど選べる振袖の種類は減っていきます。
そのため、早期予約が必須となります。
人気の柄や色味はすぐに予約が埋まってしまいますので、希望の振袖がレンタル出来ないこともあります。
似合う振袖の選び方
似合う振袖の選び方ひとつ目は、「自分のパーソナルカラーを知ること」です。
パーソナルカラーとは、瞳の色や肌・髪・唇など、自分の生まれ持った色と調和する色のことです。
例えば、
・肌の色で言うと色白肌の人は淡い色味や白など可愛らしい色味が映えます。
一方で青や紫などの原色は浮いて見えてしまいます。
・黄色味の強い肌色の人は、自分の肌色に似た黄色などの明るいハッキリとした色味が映えます。
暗い色にすると黄色味が目立ってしまい、パッとしない印象になってしまいます。
・青味の強い肌色の人は、水色や紺色など、濃い色が映えます。
淡い色味だと、全体的に華やかさに欠けた地味な印象になってしまいます。
「自分の好きな色味の振袖を選んだは良いものの、似合わないと言われてしまった・・・」とならないためにも、パーソナルカラーで自分に合った色をしっかりと把握しておきましょう。
肌の色味だけでもこれだけ似合う色味が異なりますので、瞳の色や髪の毛の色などを加味することによってさらに詳しいパーソナルカラーを知ることができますよ。
似合う振袖の選び方ふたつ目は、「体型に合わせて振袖を選ぶこと」です。
「和服だから体型は関係ないのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、それは間違いです。
和服であっても、体型によって似合う振袖と似合わない振袖があります。
例えば、ぽっちゃり体型の人は、上半身に柄の少ないシンプルなデザインの振袖が似合います。
上半身に大柄があったり目立つ柄があると、体型がより大きく見えてしまいぼてっとした印象になります。
上半身がシンプルな柄を選んですっきりさせることによって、全体的にスリムに見え、着やせ効果が期待できます。
縦長効果の期待できるストライプ柄や、斜めにラインの入ったデザインを選ぶと、より着やせ効果が期待できますのでおすすめです。
一方で、スリム体型の人は上半身に大柄のある全体的に華やかなデザインの振袖が似合います。
振袖や着物などの和服が似合わないと言われがちですが、ボリューム感をアップさせることによって程よいスタイルを演出することができます。
さらに、落ち着いた色よりも白やピンクなどの淡い色味を合わせることによって、より華やかさが増します。
振袖の人気の色・柄2019年!
2019年は、古典的なデザインの振袖が人気を集めています。
万人受けしやすい赤×和柄の組み合わせ且つ、日本の伝統で長く愛されてきた古典的なデザインは見る人を魅了します。
パーソナルカラーに合わせて色味を工夫すると、誰にでも似合う柄に変身します。
また、古典的な柄を現代風にデザインした振袖も人気を集めています。
古典的な印象を残しながらも、現代の流行を取り入れたデザインです。
落ち着いた柄の多い振袖ですが、この振袖はひときわ目立つ鮮やかな色味・デザインとなっています。
周りの人とも被りにくいため、個性的な振袖を探している人におすすめです。
毎年人気のパステルカラーの振袖は2019年も継続して人気を集めています。
大花柄が目を惹く一着ですが、淡い色味によって全体的に可愛らしい印象に仕上がっています。
また、淡い色味の中にもポイントで落ち着いた色が入っているため、遠目から見てもきれいに映えます。
濃い色味が好みの人には、紫がベースの振袖がおすすめです。
鮮やかな色味の大柄がところどころに描かれているため、明るい印象に見せてくれます。
紫や青などの原色は、割合が多いとどうしても落ち着いた貫禄のあるイメージになってしまいます。
しかし、松竹梅の古典柄に使用されている赤や白などの明るい色味が原色と程よく調和しているため、適度な落ち着きを見せてくれます。
似合う選び方や人気の色・柄はいかがでしたか?
振袖には様々な色や柄がありますが、パーソナルカラーや体型によって似合う振袖が異なります。
必ずしも、自分の好みの色や柄と、実際に似合う色や柄が同じだとは限りません。
振袖を購入するにしてもレンタルするにしても、事前に自分に似合う色や柄を把握しておくことが大切です。
また、2019年は古典柄が流行の兆しを見せています。
流行も大事ですが、昔ながらの柄や好みのデザインなど色々探してみてくださいね。
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