いきなりですが、あなたは根暗ですか?
人に合わせるのが苦手だったり、場の空気を読めないような発言をしてしまったり…。
表向きは明るく振舞っていても、実は根暗だという人もいますよね。
根暗な人は仕事を選ぶ時に「仲間意識が強い雰囲気の職場は嫌だな」「飲み会が多いとツライな」「できれば人と話さず仕事したいな」など悩むことが多いと思います。
でもこの世の中、自分が思っているよりたくさんの種類の職業があるんですよ。その中にはもちろん、根暗な人にもピッタリの仕事もあります。
そこで今回は、根暗な人におすすめな仕事についてお話しますね!
目次
そもそも根暗ってどんな性格?
根暗ってどんな性格なんでしょう?
他人に言われて自分が根暗だと気づいた人もいるようですが、大抵の人は自己分析の結果ではないでしょうか。
インターネットの辞書には「根っからの性格が暗いこと」とあります。
「性格が暗い」という言葉を検索してみると、
・思考がネガティブ
・笑わない
・人付き合いが悪い
・空気が読めない
・発信力が乏しい
・ひねくれている
・群れるのが苦手で1人でいるのが好き
というような例が出てきました。
根暗とはマイナスなイメージを持たれるようです。
しかし、次のように言い換えることもできるのではないでしょうか。
控えめ、落ち着いている、冷静、1人の作業に慣れている、独創的…など。
でも根暗だと自覚のある人は、自分の性格を良いように言い換えることができず、ネガティブに捉えてしまうのかもしれませんね。
根暗な人は、1人で考える時間が長いので、実は独創的な考えを持っている人が多いんですよ。
根暗な人は成功している人は多い?
例として根暗で成功している有名人を紹介します。
根暗とは正反対の人に向いていそうな芸人さんですが、実際はそうでもないようです。
自分は根暗だと告白している芸人さんはたくさんいます。
ダウンタウンの松本人志さん
ナインティナインの岡村隆史さん
爆笑問題の太田光さん
千原兄弟の千原ジュニアさん
森三中の黒沢かずこさん
ピースの又吉
オードリーの若林
南海キャンディーズの山里亮太さん
etc…
「確かに何となく根暗っぽいかも」という人もいるかもしれませんね。
この方達の多くは、楽屋では誰とも話さず、仕事が終わればすぐ帰宅し1人で反省会をしたり本や漫画を読んだり、ゲームをしたりするそうです。
岡村隆史さんは極度の人見知りだそうですし、太田光さんは高校時代、友達もいない上に学校では一言も喋らなかったそうです。
修学旅行でのバス内のレクリエーションでは寝たフリをしてやり過ごしたそうですよ。
千原ジュニアさんは長い間引きこもりだったと告白しています。
また、松本人志さんは面白い人間の条件として「貧乏、根暗、女好き」を挙げています。
確かに、皆さんの芸風は知的で独創的です。
1人で籠って悶々と試行錯誤できるからこそ、生み出すことができたのではないでしょうか。
有名な文豪、太宰治や芥川龍之介も根暗で知られています。
現代の作家さんにも根暗な人は結構いるみたいですよ。
このように根暗な人は創造的な人が多い
たくさんある1人の時間に様々思考を巡らし、本を読むなどをしてインプット量が増え、その分知識が蓄えられます。
文章や絵を描くのに時間を使っている人なら技術も向上します。
1人で没頭できる能力があるからこそ、思考や技術が洗練されていくのです。
クリエイティブな人が全員根暗だとは限りませんが、1人でいることが好きで、1人で作業に集中できるのは、根暗の人が密かに培っている能力なのです。
ただ、その能力を発揮できるかどうかは、「根暗な自分を認めて誇れるか」で変わってきます。
「認める」のと「好きになる」のとは違います。
自分の醜い部分は嫌いでもいいのです。
でもそれを何よりも大切にして、捨てたり無理に変えようとしたりせず、個性として認めて生かしていけるかどうかです。
根暗な自分に向いている仕事を見つけるには、自分自身の根暗な性格を卑下することなく、認め、信じることができるかにかかってくるのではないでしょうか。
性格の根本は簡単には変えることができません。
ありのままの自分の性格を受け入れ、それを活かせる仕事をすればいいのです。
その方が自分も楽ですし、社会に貢献もできます。
根暗な人に向いている仕事!
根暗な人には与えられた仕事を粛々とこなしていくような業種がいいと思います。
そんな根暗の人におすすめの職業をいくつかご紹介していきましょう!
プログラム開発、データエントリー系
パソコン作業が主な仕事内容の職業が挙げられます。
コミュニケーション力よりも集中力の方が遥かに必要な仕事です。
工場勤務、エンジニア、職人
製造業も黙々と仕事ができ、愛想は必要ありません。
物作りが好きな人には良さそうですね。
本や荷物の仕分け、動物飼育員、トラック運転手、警備員
体力に自身があれば、こういった職業もいいでしょう。
こちらも他者との関わる力よりも、体力と集中力があればできると思います。
作家、絵描き
特別に好きなことがあるならば、作家や絵描きなどの文化やアートの道を進んでもいいと思いますよ。
自分の陰の部分が原動力になる仕事だと思います。
他にも、愛想や笑顔がそれほど必要ない仕事はあります。
図書館職員、葬儀屋、翻訳家、職人(料理など)、食肉解体業など。
翻訳家は自宅でもできる仕事なので、外に出るのも嫌な人にはいいかもしれません。
在宅でいうなら、フリーランスでのライターやカメラマン、デザイナー、イラストレーターや漫画家などもあります。
人付き合いが良くなくても、寡黙に誠実に仕事をこなせば人は評価してくれます。
自分の与えられた仕事、またはやりたい仕事を黙々とやればそれで充分なのです。
ここでは、現在すでにある職業について紹介しましたが、まだ誰も手をつけていない分野の仕事を開発するのもいいと思います。
根暗な人はそういうのを見つけるのが上手いかもしれませんね。
最後に
最後に『マネジメント』の著者ピーター・ドラッカーの言葉を紹介します。
ドラッカーは、「人間には、聞くことによって理解する人と、読むことによって理解する人がいる」と述べています。
読まないと理解できない人にはいくら口頭で説明しても無駄であり、聞かないと理解できない人には豊富な資料やデータだけを渡しても無駄という意味です。
人間にはどちらかしかおらず、それは生まれ持ったもので変えることができないと言っています。
そしてその割合は半分半分だそうです。
「読むことでしか理解できない人」=「根暗な人」ならば、世の中の半数の人は実は根暗なのかもしれません。
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