心身ともに疲れたときは、ゆったりのんびり温泉につかるのが一番!
あるいは温泉に入って、気持ちもサッパリして前向きになる姿を想像する人も多いのではないでしょうか?
しかし実際に温泉に入ると、なんだか逆に疲労感が出てきて脱力してしまいます。
せっかく体の疲れを癒すために温泉に入ったのに、どうして疲れてしまうのでしょうか?
そこで今回は温泉に入ると疲れる理由を知りたい!という人に向けて、逆に疲労感が出てしまうのは何故なのかを詳しくご紹介していきます。
疲れが出にくい入浴法もご紹介しますので、体の疲れを取りたい人は必見です!
目次
温泉に入ると疲れる4つの理由
温泉に入ると疲れが取れるとイメージしている人が多いですが、実は逆に疲れることもあるのです。
温泉に入ってからガッカリしないためにも、どんなときに疲れやすいのか温泉で体が疲れる理由を4つ見ていきましょう。
入浴は意外と体力を使う
良く高熱が出ていて体力を奪われている人は、入浴を避ける様に言われますよね?
実は温泉に入ることは、自分でも気づかないうちにたくさんの体力を使っているのです。
その理由は温泉に入ることで汗をたくさんかくからで、汗をかくときに代謝が上がって体力を消費してしまうのですね。
そのため、特に年齢を重ねるごとに温泉で疲れやすくなってしまうというわけです。
温泉の成分に対する副反応が出る
温泉とひとことで言っても、実は地域によっていろんな温泉成分が含まれていてバラエティ豊かなのです。
その有効成分は体にとって良い働きをしてくれますが、中には副反応が起きて少し体に負担がかかってしまうこともあります。
温泉に浸かりすぎると湯あたりすると言いますが、やはり体に良いからといって長時間入り続けるのはあまり良くないことなんですね。
冬の場合は寒暖差が大きい
温泉といえば、自然に囲まれた露天風呂を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
しかし季節によっては体に負担がかかりやすいこともあるので、注意が必要なんです。
冬に温泉に浸かっているときは体が熱にさらされているので暖かいのですが、外に出てしまうととんでもなく寒くなってしまいます。
この場合寒さを感じる時に血管が収縮するので心臓に負担がかかって、動悸などを引き起こすことがあります。
冬の温泉は情緒があって素敵ですが、こんなリスクも潜んでいたんですね。
心臓に負担がかかってしまう
温泉の種類によりますが、だいたいは肩まで浸かって温まりたいと考える人が多いのではないでしょうか?
たしかにその場ではとても体が温まって気持ちが良いのですが、熱めのお湯に肩まで浸かると心臓に負担がかかりやすくなります。
また血圧も上昇しやすいので、普段から血圧が高めの人は要注意なのです。
温泉で疲労感が出ないようにするためには?
せっかく温泉に入るのだから、やはり疲れてしまうのではなくスッキリした気持ちになりたいですよね。
温泉に入る時には少し気をつけるポイントを押さえておけば、疲労感があまり出ずに楽しむことができます。
ではどのようにすれば温泉で疲れないのか、6つのポイントを順番に見ていきましょう。
入浴前にコップ一杯の水を飲む
温泉に入ると体が温まって、たくさんの汗をかきます。
しかし入浴前から水分補給が足りていないと、知らない間に脱水症状が起こって体がだるくなってしまうのです。
この温泉による脱水症状を防ぐためには、入浴前にコップ一杯の水を飲むということです。
この時注意したいのが「常温の水を飲む」ということで、冷たい水で体を冷やしてから温かい温泉に浸かると体に負担がかかる可能性があります。
できるのであれば、白湯を飲むのが一番体に負担がかからないのでオススメです。
もちろん、入浴後にも水分補給をするのを忘れずに!
食後の入浴は控える
食後は食べ物を消化するために胃腸にたくさんの血液が集まるので、食後すぐに温泉に入ると血管が収縮してうまく胃腸が働かなくなってしまいます。
そうすると温泉に入った後に気分が悪くなりやすいので、食後は最低でも1時間ほど空けてから入るのが好ましいのです。
食後ではなくできれば食前に入れば、胃腸に負担がかかることなく気持ちよく温泉に入ることができます。
また食事だけでなく飲酒後の温泉も体に良くありませんので、避けるようにしましょう。
少しずつ温泉を体に慣らしていく
寒いからといっていきなり湯の中に入るのは、とても心臓に負担がかかって危険なことです。
さらにマナーとしても体を洗ってから温泉に入るのが常識なので、必ず入る前には掛け湯をしてから入るようにしてください。
掛け湯は足からだんだん上に向かってお湯をかけていって、体を少しずつ温めていきます。
こうすることで急激な温度変化を感じずに済むので、心臓への負担がかなり軽減されるのです。
足、腰、胸、肩からの4回は最低でも掛け湯をしてから入浴しましょう。
上半身を出して入浴する
温泉に入ると外が寒いとなおさら肩まで浸かりたくなってしまうのですが、これは急激な血圧の上昇が起こって心臓に負担がかかる行為です。
特に普段から高血圧の人は心筋梗塞などを起こしやすく、温泉に来たのに病院に行くことになったということも少なくないのです。
そこで上半身を出して腰まで浸かって入浴するようにすると、心臓への負担をだいぶ軽減することができます。
最初は上半身が寒いと感じるのですが、だんだんと全身がポカポカしてきて汗をかいてきます。
寒い場合には肩からお湯につかない程度にタオルをかけておくと、冷えにくいのでオススメです。
半身浴は意外と汗の出る量が多いので、必ず入浴前後の水分補給をおこなってくださいね。
入浴時間は長くても30分以内におさめる
温泉は普段と違った空間にきたことで、ついつい時間を忘れて長湯をしてしまいがちです。
さらに日帰り温泉などでは、料金分は入ってやる!という気持ちから普段のお風呂の倍以上の時間をかけて入る人もいますよね?
しかし長時間の入浴は湯あたりを起こす可能性が高く、余計に疲れてしまうのです。
私も調子に乗って1時間入浴してしまい、そのあとのぼせと湯あたりで頭痛やめまい、吐き気など辛い症状が出てしまったことがあります。
どんなに長くても入浴時間は30分以内におさめて、入浴後は休憩室などでクールダウンしましょう。
一日に何度も入りすぎない
泊まりで温泉に行くと、存分に入浴を楽しもうと1日に何回も入りたくなってしまうもの。
しかし温泉は有効成分を含むので、ただのお湯ではないことを覚えておかなくてはなりません。
中には注意書きで、1日に2回までにしておきましょうなどと掲示してある温泉もあります。
1日に何度も温泉に入ると湯あたりを起こす可能性が高くなって、体が余計に疲れてしまいます。
最低でも朝と夜のみにしておくなど、回数を制限することが大切です。
まとめ
温泉に入るのは一見癒されそうですが、意外と体力を消耗するのです。
そのため長湯をしたり温度差のある環境で入浴をすると、湯あたりを起こしやすくなって体が余計に疲れてしまうんですね。
これを予防するには水分補給をしたり長湯を避けたり、掛け湯をするなどが挙げられます。
このポイントを押さえておくだけで、ずいぶん温泉で疲れることがなくなってくるので是非試してみてくださいね。
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