「何を言っているかわからない」とたまに言われるけど、もしかしたら滑舌が悪い?
中には一生懸命喋っているのに周りの人にそんなことをと言われたら、コンプレックスを感じて人と話すのが嫌になってしまう人もいるかもしれません。
そんな事が続くと言いたいことが伝わらなくてストレスになったりもします。
今回はそんな方の為に滑舌を良くする方法を紹介したいと思います。
自分ができそうなことをしてみてください。
目次
滑舌が悪い原因!
滑舌が悪いというと舌の長さが関係しているのかな・・と思う人もいるかもしれませんが、それだけではないのです。
滑舌が悪くなる原因は2つあります。
それは生活習慣と呼吸法です。
それぞれの原因について見ていきましょう。
生活習慣が原因の場合
それ程滑舌の悪くない人でも、生活習慣によっては今後は悪くなる危険がありますので注意が必要です。
普段の生活習慣で「歯並びが悪くなる」「舌の筋肉が弱る」「口周辺の筋肉が弱る」というような変化が口周辺に出てきます。
そうなると滑舌に大きく関わってきます。
滑舌が気になる人は
・睡眠不足
・食生活が悪い
・姿勢が悪い
・喫煙している
などに注意しながら生活すると変わってくるかもしれません。
呼吸法が原因の場合
もしかしたらこれも生活習慣といってもいいかもしれませんが、普段の呼吸法も滑舌に影響してきます。
口呼吸だといつも口が開いているので口を閉じる力が弱ってしまいます。
そうして口の筋力が弱ってしまうと、構成障害という正しい発音ができなくなる障害がおこる可能性があると言われています。
一番理想的な呼吸方法は身体の緊張が解けていく腹式呼吸です。
「滑舌を治すため」と思って、腹式呼吸を身に着ける練習をしてみてもいいかもしれません。
ろれつが回らない場合は病気かも?
また「滑舌が悪い」と「ろれつが回らない」の区別は難しいけど、この2つは全く別のものなのです。
「ろれつが回らない」は話す気持ちと話す能力があるのにうまく言葉にできない症状をいいます。
アルコールを飲んでなくてこの症状が出た時は危険信号かもしれないのです。
普通に喋っていた人が急に酔っぱらった人のように話し始めたら「脳梗塞」かもしれません。
脳梗塞とは脳内の血管が詰まり、詰まった先の脳細胞に血液が届かなくなり死んでしまった状態のことです。
詰まっただけでは脳梗塞とはいわず、脳梗塞によってろれつが回っていないことで脳の一部が死んでしまったとわかり、脳梗塞と診断されます。
後遺症の大きさに初期治療の早さが影響するので、脳梗塞の前兆だと思ったら躊躇なく救急車を呼んでください。
滑舌を良くするにはどうする?治し方を各種紹介!
それではここでは具体的に滑舌を良くするための方法をご紹介していきたいと思います。
滑舌が悪くなってしまう原因から改善方法を学んでいきましょう。
すぐに実施できるものもあるので、是非参考にしてみてください。
基本である母音の出し方をマスターする
「い、え、あ、お、う」の順番で発音していき、母音のトレーニングをします。
喋る時に口をしっかり動かすので、まずはこれがきちんと出来るようになって欲しいです。
『口が開いていない』と声がこもります。
口というより、喉を開くというイメージです。
大変なのは最初だけで慣れてきます。
できるようになったら「バビブベボ、パピプペポ、マミムメモ」をできるだけ早く言ってみましょう。
母音をしっかり発音するように意識します。
まずはゆっくりから初めて、だんだんスピードをあげてみて、最終的には早く言えることを目標にしてみてください。
ちゃんと言えているか自分で判断しにくい時は、誰かに確認してもらって下さい。
早口言葉で唇と舌を滑らかにする
『舌が動かず硬くなっている』という事もあるので、早口言葉で唇と舌を使う練習をします。
「ラ行」と「タ行」と「サ行」を話す時に舌があまり動かないと滑舌がよくないのです。
舌を動かすよう心がけるだけでも効果は出てきますよ。
顔と舌の筋トレ
思い切り笑顔を作るのも良い方法です。
ちょっと口角を上げて笑顔になるのとは違ってもっと凄い笑顔です。
いつも同じ口の動きだと口の筋肉が弱ってしまうのです。
思い切り笑顔を作る→口をゆすぐ感じでモグモグ。
これを何度かして口の筋トレをします。
口の筋肉が弱い以外にも舌の筋肉が弱いこともあります。
舌の筋トレもやってみましょう。
ゆっくり天井を向く
↓
天井に向かって舌を思い切り出す
↓
そのまま数秒その姿勢をキープ
↓
ゆっくり正面を向く。
舌はできるだけ高く出すように意識して下さい。
他にも割り箸を口にくわえながら会話してみる方法も効果的です。
割り箸を落とさないようにくわえながらしゃべる事で口全体の筋肉を使います。
口の筋トレだけじゃなく表情筋も鍛えられます。
滑舌がよくなるだけじゃなくて、表情も豊かになるなんていいことづくめですね!
体や顔のコリをほぐす
体のコリが滑舌の悪さに関係しているかもしれません。
肩全体を伸ばすストレッチをしたり、口を開けたときに凹む部分の「頬車」と呼ばれるツボと、首後ろの生え際部分の「天注」「風池」と呼ばれるツボを押すと、全身をリラックスさせる効果があります。
顔の体操をして顔筋のコリをほぐす方法もあります。
目をギュッとつぶり、口もすぼめるのを5秒→目と口の力を抜いて、筋肉を緩めるのを20秒。
この動作を3セット繰り返しましょう。
また、緊張すると人は滑舌が悪くなるという人もいます。
人前で話す時に緊張して滑舌が悪くなる場合は、通常問題ないはずですので、緊張してしまう場面でしっかりとリラックスできる方法を見つけてみるのも方法のひとつです。
そして焦らず話すことが大切です。
話をする時は『ゆっくり丁寧に』話す心がけをしましょう。
手術で治す
小帯を少し切って舌の運動範囲を広げる手術をすることで滑舌がよくなります。
この手術でかかる時間は15分くらいで費用は1万円前後と言われています。
いかがだったでしょうか?
何が原因で滑舌が悪いのか考えることで改善方法も見つかると思います。
滑舌が良くなるまで気長に続けられることが大切です。
飽きずに諦めずに頑張ってください。
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