ペットとして大人気の犬ですが、犬はもはや家族同然のようなペットなのでちょっとした異常があるだけでも気になりますね。
中でも気にかかるのが犬の肌トラブルではないでしょうか。
肌トラブルは他の病気よりも目につきやすく、人間の場合と違ってどのように対処すればいいかもわからないため気をもんだりしてしまいがちです。
この記事では犬の肌トラブルについて紹介します。
目次
犬の肌トラブルに気づくためには?
犬の肌トラブルは内臓の問題などと比べれば気づきやすいものの、犬の肌は毛に覆われているためぱっと見てすぐトラブルに気づくのは難しいものです。
それではどうすれば犬の肌トラブルに気づくことができるでしょうか。
一つは毛をよく見ることです。
毛を作る細胞は皮膚の中にあるため、皮膚に炎症が起こっていると毛も影響を受けてきます。
そのため肌トラブルのあるところでは毛の伸びが遅かったり、細かったり縮れていたりと少し健康な毛と様子の違う毛が生えてきたり、毛が抜けたり生えてこなくなったりします。
このようなサインがある場合はその部分に肌トラブルがある可能性が高いです。
もう一つは犬の行動をよく見ることです。
同じ部位をしつこくかいていたり、かく力が強いようだったり、体をしきりに何かにこすりつけてかくようだったりする場合は強い痒みを伴う肌トラブルがある可能性が高いです。
理想的にはブラッシングを丁寧にしてあげるときに皮膚までチェックすることですが、大きい犬ややんちゃな犬の場合には落ち着いてブラッシングをするのが大変なこともありますし、頻繁にじっくりブラッシングをしてあげる時間がとれないこともよくあります。
そのようなときにはこれらのことを使って犬の健康をチェックしてあげましょう。
犬の皮膚病で最も多い膿皮症!一体どんな病気
犬の肌トラブルの中で最も多いものが「膿皮症」という病気です。
これは皮膚で細菌が異常に増殖してしまうため肌が荒れてしまう病気で、顔、耳、足先、わきのした、お腹、足の付け根などの部位に症状がよく現れます。
膿皮症は細菌が増えやすい夏に起こることが多く、細菌が増殖して湿疹ができます。
この湿疹がとても痒いので犬はかきむしったり、湿疹があるところを噛んでひっぱるようになるので毛が抜けてきます。
この病気は細菌増殖が原因ですが、その根本にあるのは免疫力の低下です。
これは夏になり食事量が落ちてしまったり、暑いため飼い主が散歩をさぼりがちになってしまうため運動不足になったり、犬が年を取ったりすることにより免疫力の低下が起こります。
また、実は清潔にしすぎることでも免疫力の低下が起こります。
これは人間でも犬でも皮膚には常在細菌というものがいて他の菌が増えないように皮膚を守っているのですが、頻繁にシャンプーをしすぎたり抗生物質を飲ませたりすると普段いる常在細菌が減ってしまいます。
すると、今まで常在細菌がいることで増えることができなかった菌が増え始め皮膚にダメージを与えるようになります。
対策としては病院に連れて行き原因となっている細菌に効く抗生物質を投与してもらうのが基本になります。
他にも根本的にはあまりシャンプーしすぎない、夏場でも犬がちゃんと食べられるようなエサを見つける、しっかり散歩に連れて行くなどが必要です。
犬でもアトピーになる?犬のアトピー性皮膚炎とは?
人でもよく聞くアトピー性皮膚炎ですが、犬でもなることがあります。
なりやすい犬種としては柴犬、シーズー、レトリバー、ダックスフント、トイプードルなどが知られています。
アトピーの原因は肌のバリア機能の低下、アレルギー物質の侵入、遺伝などの原因によって起こりますが、人間と同じようにステロイドがよく効きます。
犬では人とは違ってステロイドの塗り薬ではなく飲み薬がよく使われますが、ステロイドは副作用もある薬ですので信頼できる動物病院に相談して治療するようにしましょう。
昔からの定番のノミ・ダニ!今でもかかることはあるの?
昔から犬の皮膚トラブルとしてはノミやダニが知られています。
現在はノミ・ダニだらけの犬はほとんどいないように見えますが、実は今でもノ困っている犬はたくさんいます。
ノミやダニは例え街中であったとしても公園・緑地帯のちょっとした茂みや道路わきの植え込みなどに潜んでおり、犬が近くを通ったときに寄生します。
飼い主さんの中にはノミやダニは見つけたときに取り除けばいいと考えている方もいるようですが、ノミやダニは犬の毛やベッド、クッション、遊び道具などにすぐに卵を植え付けます。
すると、見つけたノミ・ダニを取り除いたとしても周りには卵があるので卵からかえったノミ・ダニがまたすぐに犬に寄生します。
また、ノミ・ダニは頭を犬の皮膚に差し込んで血を吸うので無理にノミ・ダニを取ると頭が皮膚の中に残ったままになってしまい場合によってはひどい皮膚炎の引き金になることもあるので注意しましょう。
治療としては動物病院やペットショップで手に入るノミ・ダニに効果のあるシャンプーを使います。
また、ベッド、遊び道具などを消毒したりして卵を駆除することも大事です。
また、ハーブなどはノミ・ダニを付きにくくする効果があるのでハーブの入った首輪を使ったりするのも効果的です。
これら皮膚トラブルの予防・改善に!
これら皮膚炎やかゆみなどの対策、改善法として大事になってくるのが、普段のスキンケアです。
「えっ?犬にお肌のお手入れ?」なんて思うかもしれませんが、むしろ犬のほうが人間よりも角質層が薄く、刺激や乾燥に弱いので肌トラブルを起こしやすいので、本当は人間よりもスキンケアが大切かもしれません。
犬も人間同様に肌のスキンケアをしてあげる事で、肌トラブルを未然に防いだり、改善する事ができます。
とは言え、人間の化粧品を使用するわけにもいかないので、犬用の化粧水を使ってあげましょう。
そんなスキンケアでおすすめなのがこちらの犬用の化粧水です。
肌荒れ、肌荒れによる脱毛、かゆみ、フケ、肉球荒れ、涙焼け…など、犬の基本的な皮膚トラブルをケアできます。
犬専用のスキンケア用品ってなかなかありませんので、おすすめですね。
愛犬の肌荒れ、肌トラブルにお悩み方は是非、ワンちゃんに使ってあげてみてください。
コメントを残す