虫刺されって赤く腫れてしまうと、その部分を掻きむしってしまいませんか?
掻きむしっている最中は「傷になってもかまわない!」なんで思うのですが、傷になったら後悔の嵐(´・ω・`)
痛いし、かさぶた残るしで良いことはありません。
しまいには水膨れになったり熱を出すことも。
そんな皮膚トラブルはどのように対処すべきなのでしょうか?
大人と子どもでは対処法が異なるので適切な対応が必要です。
虫に刺されたときの応急処置や腫れた後の治し方をご紹介します。
目次
虫刺されで腫れるのはどうして?
虫刺されは春になると増えてきます。
春は暖かくなり虫が活発に動く季節です。
また、ピクニックなど野外活動が盛んになる季節でもあるので更に虫に刺される機会が増えます。
蚊やブヨ、蜂など身近な虫が腫れる原因のため予防することは困難ですよね。
あの痒みって何からきているのでしょうか?
虫刺されとは皮膚が炎症を起こしている状態を指します。
その虫独特の成分が身体の皮膚に入るとアレルギー反応を起こし腫れるのです。
メスの蚊やブヨなど血を吸う虫は血を吸った後に唾液を皮膚に残し去っていきます。
その唾液に含まれる成分が痒みの原因です。
他にも噛んで傷を残すムカデや触るだけで炎症を起こす毛虫、針を刺して毒成分を入れる蜂もいます。
虫に刺されると皮膚が赤くなり、痒みだけでなく痛みを伴う場合もあります。
虫の種類によっては酷く腫れることも……。
この皮膚の炎症には「即時型反応」と「遅延型反応」と呼ばれる2種類の反応が見られます。
「即時型反応」は刺されてすぐに腫れる、痒みが出る症状を指します。
年齢を重ねるごとに、即時型反応として症状があらわれやすいと言われていますが、個人差があるようです。
「遅延型反応」は即時型反応より症状が遅れて出てきます。
だいたい1、2日後に症状が出ることが多いとされていますが、4日たってあらわれる反応も遅延型反応です。
この時間の差が直接症状の良し悪しと関係しているわけではないといわれています。
このアレルギー反応は年齢だけでなく、刺された虫の種類によっても変化します。
虫に刺された時の対処法は?
では虫に刺された時、どのように対処すればよいのでしょうか?
できれば傷跡が残らないようにしたいですよね。
虫に刺されたら対処すべき順番があります。
その順番を守って綺麗に治しましょう!
⦁ 虫に刺された部分を水で洗い清潔にする
⦁ 毛や針に毒がある虫に刺された場合、服に使用する粘着クリーナーやセロハンテープで表面を綺麗にする
⦁ 氷や冷たい水を当てて局部を冷やす
この手順で炎症の広がりを抑えられます。
最初に水で洗い流し、皮膚の表面についた虫の唾液などの毒成分を取り除きましょう。
蜂や毛虫に刺された場合は、皮膚の表面に粘着質のあるものを押しあてると肉眼で確認が困難な針や毛が取れますが、強く押し付けてしまうと皮膚を傷つける恐れも。
できるだけ強く押しあてずにサッと取るイメージで皮膚にあてましょう。
また、虫に刺された皮膚は熱を持っています。
痒みがひけば掻き毟ることはないので一安心ですね(^^
熱を取り除けば多少赤みが収まり痒みが軽減します。
虫に刺された場合、まずは炎症を抑える対処が先決です。
虫の種類によっては温めることで毒性を抑えられるのもありますが、ある程度の温度がないと効果はありません。
虫に刺されるのは外出時が多いので温めるのは難しいですよね( ;∀;)
局部を冷やした後にも痒みがでるようなら、抗ヒスタミンが配合された薬や炎症を抑える効果のあるステロイドなどの塗り薬を使用しましょう。
もし、虫刺されによって発熱や吐き気、頭痛などの症状が出た場合は自己判断せずに医療機関への相談が必須です。
塗り薬をしても痒みがおさまらない場合も、同様に医療機関への受診をおすすめします。
医療機関では適切な薬を処方してくれます。
自己判断で薬を塗るより、早く跡がなくなる場合もあるので酷い虫刺されは「ただの虫刺されだし」と油断せずにしっかりと治しましょう。
子どもが虫に刺された場合の対処法は?
では、子どもが虫に刺された場合はどうすればよいのでしょうか。
大人と同じ対処法でも良いのでしょうか?
子どもが虫に刺された場合、遅延型反応として皮膚に出ることが多く、その場での対処が難しいと言われています。
その場で腫れたら、どんな虫に刺されたのかだいたい判断できますが、後からだと虫の種類がわからず皮膚を傷つけてしまうためです。
まずはどのような場所に行ったのかを思い出しながら流水で局部を冷やしましょう。
子どもは痒みに敏感で掻き毟って皮膚がめくれてしまう可能性もあります。
掻くなと言っても、掻きむしってしまうのが子ども。
子どもが掻きむしっていたらまずは冷やして痒みを取り除いてあげましょう。
その後、石鹸などアルカリ性のもので洗うとより痒みが軽減されます。
また、掻き毟ってそのままにしておくと「とびひ」になることもあります。
症状がひどくなる前に冷やしてアルカリ性の石鹸等で痒みを抑えてあげてください。
大人の対処法と同じく粘着質のものを皮膚に当ててしまうと、更に赤くなります。
子どもの皮膚は大人よりも繊細なので粘着質のものを貼らないようにしましょう。
その後は子ども専用虫刺され薬を塗ったり、パッチなど刺された場所が隠れるもので保護すると掻かずに済みます。
子どもに人気のキャラクターのパッチも薬局で販売されています。
白地にペンでお絵かきをして使っても喜びそうですね(^^
子どもが喜ぶパッチを使用しましょう。
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