雪が降った後は、やることがたくさんありますよね?
中でも車を所有している人で、屋根にない場所に停めている人は車の雪下ろしに一苦労…という人もたくさんいます。
雑に雪下ろしをしてしまうと、車が傷ついてしまったり雪がうまく落とせなかったりストレスが溜まってしまいます。
そんなときに役立つのが、車の雪下ろしにぴったりの道具やブラシです。
そこで今回は、車の雪下ろしで傷をつけないコツと方法、そしておすすめの道具やブラシをご紹介します。
目次
車の雪下ろしをする際の注意点とは?
車の雪下ろしをする際には、注意したいことが2点あります。
ちょっとしたことではあるのですが、車を傷つけてしまったり、せっかく雪下ろしができたのに発進ができない…といった困ったことになってしまいます。
まず道具などをご紹介する前に、雪下ろしの注意点をご紹介していきましょう。
①雪を落とす時は必ず横側に落とすこと
車の上に乗った雪を落とす際には、車の横側に雪が落ちるようにしていきましょう。
そうしないといざ雪を落として綺麗になって、車を発進させようと思っても雪が邪魔でスリップしてしまうのでまた車の前に雪をどかさなければならない二度手間になってしまいます。
特にボンネットの上に乗った雪をどけるときには、つい車の前側に落としてしまいそうになるので注意しましょう。
②ドアの開閉はゆっくりおこなうこと
車のフロントガラスの雪が固まってしまって取れないときには、エンジンをかけて温めて雪を溶かしてから綺麗にしていきたいですよね?
この時に車のドアを開閉すると思いますが、このとき車のドアのパッキンも雪で固まっている可能性が高いので無理にドアを開閉しないようにしましょう。
勢いよくいつもの調子でドアの開閉をしてしまうと、ドアのパッキンがちぎれてしまったり負担をかけてしまう原因になってしまうのです。
あまりにドアが開かないときには開閉部分にお湯をかけてから、ゆっくり開けていきましょう。
車の雪下ろしにおすすめの道具はこれ!
車の雪下ろしに使う道具は、ありあわせの道具を使うのではなく雪下ろし専用のものを使うことをおすすめします。
専用の道具を使うことで車を傷つけてしまうリスクを減らすことができ、快適に雪下ろしができます。
特にブラシとヘラが一体化している道具はとても便利なので、雪が良く降る地域の方は1本ストックしておくと役立ちます。
プラスチック素材のヘラは雪を掻き落とすには役立つのですが、使い方を誤ると車の塗装をはがしてしまったりガラスの表面を傷つけてしまう恐れがあります。
その点ゴム素材のヘラならば車の塗装面を傷つける心配もないので、基本的にはゴム素材のヘラとブラシのみで十分雪下ろしを快適におこなえます。
そのため、別々に道具を用意するにしても最低でもこの2点があればばっちり雪下ろしができます。
そして女性など身長の低い人でも雪下ろしがしやすいように、伸縮性があるタイプだと使い勝手がいいですね。
伸縮性があると収納にも場所をとらないので、できれば短く縮むおすすめです。
スノーブラシはこうしてイメージすると高価なのかな?と思いますが、実はそこまで高いものではなく1,500円くらいで良い道具が購入できますよ。
車の雪下ろしのやり方
それでは雪下ろしの注意点とおすすめの道具をご紹介したところで、本題の正しい雪下ろしの方法をご紹介していきます。
いくつかコツがありますので、ひとつひとつ解説します。
それではみ見ていきましょう!
①スノーブラシでフロントガラスの雪を落とす
それでは車の雪下ろしのやり方ですが、まずはフロント部分から落としていきましょう。
フロントガラスは傷つきやすいので、気を付けながら作業をしていく必要がありますが、天井部分に比べて作業自体はしやすいと思います。
フロントガラス部分の雪下ろしをする際は、ガラスを綺麗にするというよりも雪を押してどけるようなイメージで作業します。
ガラス部分に直接ヘラやブラシを当ててしまうと、細かい線傷がついてしまって運転中に気になってしまいます。
もしガラスに雪が凍り付いてヘラでは剥がれないときには、無理に落とそうとしないでお湯をかけて溶かすようにしましょう。
お湯がすぐに調達できないときには、フロントガラスは後回しにしてエンジンの熱で温めてから作業に入るようにします。
よくウォッシャー液とワイパーでフロントガラスの雪下ろしをする人も多いのですが、ワイパーが傷んでしまうので避けましょう。
②車の天井の雪を落とす
フロントガラス部分が綺麗になったら、今度は天井部分の雪を落としていきます。
天井部分の雪を落とすときにフロントガラスにかかってしまうと二度手間になってしまうので、必ず車の横側に落とすようにしてください。
天井部分は背が高いので、スノーブラシを伸ばしながら丁寧に作業をおこなっていきます。
このときに塗装面にブラシが当たってしまうと、細かい傷がついてしまうことがあるので雪を自分の方に引き込むようにしましょう。
押し出すほうが楽に感じるのですが、思いのほか力が加わって表面を傷つけてしまうので注意してくださいね。
特に天井の端の緩やかなカーブは見落としがちで、さらにブラシが直接当たりやすいので丁寧に作業してください。
天井の雪下ろしは非常に骨の折れる作業ですが、雪が乗ったまま運転すると走行中に視界を妨げることがあって危険です。
雪が柔らかい状態の方が雪下ろししやすいので、雪が降った翌日に早めに作業を完了させましょう。
③ボンネット上の雪を落とす
ボンネットのほとんどないミニバンタイプなどはこの作業を省くことができますが、セダンなどは広いボンネットがあるので雪が積もりやすいですよね?
ボンネットはエンジンをかけると熱を帯びてきますので、その熱を利用して雪下ろしを円滑に進めることができます。
エンジンをかけるときは、ドアをゆっくり開けるようにしてドアパッキンを傷めないようにしましょう。
ボンネットの部分はブラシが塗装面に当たらないように配慮しながら、押し出すように横から雪を落としていきます。
エンジンが温まればボンネット上の雪は溶けていきますので、天井などに比べればだいぶ作業が楽になります。
車の雪下ろしを楽にする方法ってあるの?
車の雪下ろしは半日かかってしまうくらい大変な作業なので、できれば作業自体を楽にできれば良いですよね?
雪が降ることがあらかじめわかっているのならば、車に大きな毛布やカバーをしておいて翌朝それごと外せば簡単に雪下ろしができます。
また柔らかい素材のカバーや毛布ならば、引っ張っても車に傷がつかないので安心ですね。
そしていくら気を付けていても、雪下ろししているとブラシが当たってしまって傷がつきやすくなってしまいます。
車の細かい傷を少しでもつきにくくするには、車の塗装面をコーティングすることです。
ディーラーなどで新車を購入した場合は、オプションあるいは標準でコーティングを施してくれるので確認してみると良いでしょう。
また新車でなくてもいろんな販売店でポリマーコーティングをしてくれるので、雪下ろしをよくする場合には相談してみてください。
まとめ
車の雪下ろしのコツはブラシを直接車の表面に当てないこと、固まっている雪を無理にはがさないことです。
お湯やエンジンの熱をうまく利用して雪を溶かすことで、作業が円滑に進みます。
雪下ろしに使う道具は何個も必要なのではなく、ゴム素材のヘラとブラシの2つがついていれば十分です。
手順としてはフロントガラス、天井部分、ボンネットの順に作業をしていきます。
車に雪が残った状態で運転をするのは、思いがけずに視界がふさがれてしまうことがあるので危険を伴います。
大変な作業ですが、しっかり雪下ろしをしてから運転するようにしましょう。
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