熱いものや辛いものを食べると、今までまったく大丈夫だったのにいきなり鼻水が出てしまうことがあります。
それだけ美味しいということなのですが、やっぱり食事中に鼻水が出てしまうということで、周りの目が気になってしまうこともあります。
特に鼻をかむときには、余計にマナー違反になっていないかどうかなどが気になります。
わたしは特にラーメンを食べているときに鼻水が出やすいのですが、うまく鼻をすすりながら麺もすすっています。
でも、そもそもなぜ食事中に鼻水が出やすくなってしまうのでしょうか。
また、鼻水を抑えるために何かできることはないのでしょうか。
そこで今回は、食事中の鼻水に関するマナーなどについても合わせて説明していきたいと思います。
目次
食事中に鼻水がでるのはなぜ?
そもそも鼻水が出るというのは2種類の目的があります。
・外から入ってきた細菌やウイルスの侵入を防ぐため
・鼻の粘膜が乾燥すると弱ってしまうので鼻水で粘膜を潤す目的がある
では食事中、特に熱いものや辛いものを食べたとき鼻水が出やすくなってしまうのはなぜなのでしょうか。
それは、熱いものを食べることによって鼻から熱い空気が体内に入り込んできます。
しかしこのとき肺に送られる空気の温度は、常に一定の温度が保たれているのです。
熱いものを食べたときに肺に送られる空気の温度を下げるため、鼻水を利用しているということなのです。
車でいうと、エンジンが熱くなりすぎないようにするための冷却水のような働きをしているのですね。
そして辛いものは、鼻から刺激物を吸い込んでいるのと同じことになります。
そのため刺激物=異物という扱いになり、それを排除するために鼻水が出てしまうということになってしまうのです。
また、今まで寒いところにいた状態で熱いものを食べると、その温度差で鼻水が出てしまうことも多くあります。
冬のラーメンこそ、鼻水が一番付き物の食べ物ですよね!
鼻水を抑えるための対策!
食事中に少しでも鼻水が出るのを抑えるために、意識していけることはあるのでしょうか。
4つのコツをご紹介していきたいと思います。
熱々の湯気に近づかない
熱々の湯気を吸い込んだことで、肺へ送られる空気の温度を下げるために鼻水が分泌しやすくなってしまいます。
熱々の湯気は少し遠くからフーフー冷ましていくようにしましょう。
特に外気温が寒いときには要注意です!
まずは温かい飲み物から
空腹で胃酸が多く出ているときに、鼻水も多く分泌されると言われています。
そこで、まず食事の前に温かいお茶などを飲んで胃を温かい食事に慣れさせておくことで、鼻水が出やすくなるのを抑えることができます。
もちろん、熱いお茶の湯気も一気に吸い込まないよう注意してくださいね。
十分冷ましてから食べる
熱々のものを熱いまま食べてしまうことで、鼻水が出てしまいます。
きちんと冷まして、やけどしないくらいまで温度を下げてから食べることで、鼻水が出るのを防ぐことができます。
素の自分を見せられない相手と辛いものを食べない
辛いものを食べると鼻水だけでなく汗だくになり、かなり暑苦しい感じになります。
これを第一回目のデートなどでおこなうと、相手がドン引きしてしまう可能性もあります。
そのため、気心が知れている関係になってから辛いものは食べに行くようにしましょう。
食事中に鼻をかんでも大丈夫?
よく「食事中に鼻をかむなんて、マナー違反だし幻滅する!」という意見を聞くことがあります。
しかし、そもそも鼻水が出るのは人間の生理現象なので、意図して止められるものではありません。
極論を言えば、食事中に鼻をかみながら食べるか食事中に鼻水を放置して垂らしながら食べるかどちらが良いか…ということになるのです。
もちろん、皆さん前者の鼻をかむ方を選びますよね。
しかし、食事中におおっぴらに鼻をかむというのもやはりマナー的におかしいので、ここは一言…「ちょっと失礼します」と言って鼻を静かにかみましょう。
思いっきりズズーッとかむのは、やはり食事中なのもあるのでNGです。
一言添えた後に、ちょっと後ろを向いたり横を向いたりして、鼻をかんでいる姿を真正面から堂々と見せないようにしてくださいね。
鼻をかむときには、控え目とは言っても一気にかむようにしてください。
少しずつ拭う程度だと次から次へと鼻水が止まらなくなって、いつまでも鼻を押さえていなければならなくなります。
その方が食事をしている相手としては気になってしまうので、鼻水が出たらすべてかみきってほしいなと思います。
食事中に鼻をかむことは、決してマナー違反にはなりませんが、やはりTPOをわきまえて少し恥じらいの心を持ちながらおこなうのがポイントです。
鼻をかんだ後のティッシュはすぐにカバンの中にしまって、相手に見られないように配慮してくださいね。
食事中の鼻水は、様々な条件が揃ってしまうとなかなか止められないものです。
対処法がいかにスマートかというところが、やはりその人の食事マナーの見せどころなのではないでしょうか。
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