なんだか最近歯が伸びた気がする……。
そう感じることってありませんか?
それは歯が伸びたのではなく、歯茎が痩せてしまっているのです。
歯茎が痩せてしまうと歯がぐらついたり、知覚過敏になったりします。
また、急に老けたと感じる人もいるようです。
見た目も変わってしまうなんて恐ろしいですね( ;∀;)
虫歯対策としても歯茎が痩せてきたなと感じたらしっかりと対処していく必要があります。
歯茎が痩せてしまう原因と対処法、治療方法を見ていきましょう。
歯茎が痩せる原因とは?
歯茎が痩せると、歯と歯の間に隙間ができます。
隙間が出来ると気を付けて歯磨きしていても虫歯になりやすくなります。
食べ物が詰まってしまうことも多くなるので、食事の度にストレスを感じてしまいそうです。
しかし、歯の間に隙間が出来るのは歯茎が痩せた状態をずっと放置している場合のみです。
数日ですぐ隙間が出来ることは稀ですので、しっかりと原因を知っておきたいですね。
歯茎が痩せる原因として多いのが「歯磨きの仕方が間違っている」です。
正しい歯磨きの仕方って説明できますか?
強く磨けば歯垢が取れると思っている人が多いですが、そんなことはありません。
歯磨きの基本は強さより頻度です。
力を入れなくても何度も同じ部分を磨けば歯垢は取れます。
強く磨くと歯茎が痩せるだけでなく、出血もしますので良いことはないのです!
更に生まれつき歯茎が薄い人がゴシゴシと強く磨けばその分歯茎は痩せていきます。
歯医者で歯茎が薄いと言われたことがある人は特に気を付けたいですね(^^
また、歯並びの悪い場所は磨きにくいです。
強く磨いてしまうと歯茎に炎症ができてしまいます。
炎症は歯周病など歯の病気に繋がりますので、毎日の歯磨きを見直す必要がありそうです。
他にも噛み合わせや加齢、歯周病が原因で歯茎が痩せてしまうこともあります。
歯茎は10年に2ミリ程度下がるのです。
しかし、加齢による歯茎痩せは日々のケアで進行を遅らせられます。
若いうちは、変化がないので手入れを怠る人もいますが、10年後、20年後のことも考えてケアをしていきたいですね。
歯茎痩せは予防できる?
歯茎痩せは歯磨きの仕方を変えることで予防できます。
みなさんは1日何回歯磨きをしていますか?
忙しいから1回だけなんて人はいませんか?
歯磨きは虫歯や歯周病の予防にもなります。
最低でも食べ物を食べた後は磨く習慣を付けましょう。
そして、一番重要なのは「寝る前」に歯を磨くこと。
寝る前に歯を磨くことで口内の細菌を一気に減らせます。
寝ている時に歯を守ってくれる唾液の量に関係したり、最近の増殖を抑える効果がありますので、どんなに忙しくても夜の歯磨きは忘れないようにしましょう。
歯周病などを予防したいなら柔らかくてヘッドが小さめの歯ブラシがおすすめです。
歯ブラシは1ヶ月使用したら交換といわれています。
歯ブラシが痛んでいては歯を傷つけてしまうためです。
歯磨き粉は粒子が小さいものの方が歯茎を傷つけずに磨けます。
研磨剤入りの歯磨き粉も歯茎を傷つける可能性が高いので、歯茎が痩せてきていると感じる人は粒子の小さい歯磨き粉を選びましょう(^^
また、間食が多い人は回数を減らすことをおすすめします。
食べ物を食べると口内は酸性になり、歯が溶けやすくなります。
その後、食べない時間を利用して唾液の力で酸性が弱くなるので、常に食べ物を口にしている人は虫歯になりやすいのです。
よく妊婦さんは虫歯になりやすいって聞きませんか?
悪阻などで食べ物を数回に分けて食べ、口内が常に酸性状態になるため虫歯になりやすいと言われているのです。
歯ブラシを口内に入れるのが気持ち悪い人という人もいますよね。
そのような人は食べものを食べたらうがいをする習慣を付けておきましょう。
そのままにしてしまうより、うがいで口内をスッキリさせた方が、歯にやさしいです(^^
歯茎の痩せても回復する?治療と対処法!
では歯茎が1度痩せたらもう元には戻らないのでしょうか?
いいえ!簡単には行きませんが、歯茎痩せは回復できます!
痩せた歯茎は歯医者で移植することで回復するのです。
代表的な移植方法として「結合組織移植」と「遊離歯肉移植」があります。
これは他の部分から歯肉などを痩せた歯茎につけていく治療方法です。
移植後、数カ月で歯肉として定着します。
他にも、歯茎を引っ張って回復させる「エクストルージョン」や隣の歯茎を移動させる「歯肉弁側移動術」が治療法として存在します。
歯医者でカウンセリングを受けながら、どの方法が歯に合っているのかを確認していきましょう。
また、噛み合わせや歯並びが原因として考えられるのであれば、歯の矯正がおすすめです。
いくら、移植などで回復しても歯磨きしにくい歯では数年後に同じ問題を繰り返してしまいます。
歯の矯正をするまでもないけど噛み合わせが……という人は噛み合わせが悪い部分を削って調整する治療も受けられます。
噛み合わせが0.1ミリでも変われば感覚的にはかなり変化があります。
少しの調整で問題が解決するなら、高いお金をかけて矯正する必要がないので歯医者で相談してみましょう!
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