一日の始まりの朝。
「さぁ!今日も一日頑張るぞ!まずはご飯をしっかり食べなきゃな・・でもなんだか食欲がない・・」
そんな経験はありませんか?
朝ごはんをきちんと食べないと力が出ない・・集中力がなくなる・・そんな気がして、いつもお腹が空いていないのに何となく朝ご飯を食べている人もいるのではないでしょうか?
食欲がなくても、朝ご飯はきちんと食べた方がいいよね・・。
でも、無理して食べるのも逆に体に悪かったりして?そもそもなんで、朝にお腹が空かないの?今回はそんな朝食に関する様々な疑問にお答えします!
朝にお腹が空かない原因
朝から「お腹すいた~」とがっつりご飯を食べれる人と、「なんか食欲ないんだよな・・」と惰性でご飯を食べている人の違いは何なのでしょうか?
朝に食欲が亡くなってしまう人の特徴と原因を解説します。
夜遅くに何か食べている
まず、食べたものが消化されるまでには、ある程度の時間がかかります。
野菜で2時間、炭水化物で8時間、肉類は12時間とも言われています。
食べた量によってはもっと長くなる場合もあります。
つまり、夜遅くに何か食べると、朝起きるまでの間に食べたものが消化できていないので「お腹が空いた」と感じにくくなるんです。
胃が「まだ、昨日食べたもんが残ってっから!今はいらないから!」と言っているんです。
自律神経が乱れている
自立神経は、私達の意志とは関係なく体の機能を動かしてくれている神経です。
胃や腸などもこの自立神経の働きが大きく関係しています。
食欲が沸いてくるのは副交感神経が優位に働いている時で、逆に交換神経が優位に働いている特は食欲を感じにくくなります。
通常は普通に生活していても、この副交感神経と交感神経は自分達でどちらが優位になるかの調節をしています。
しかし、ストレスや不規則な生活などが続くと自律神経が乱れて、本来、お腹が空く時間帯になっても空腹を感じなくなってしまうんです。
自律神経とは繊細でナイーブなヤツなんですね。
消化器官に異常がある
「夜遅くに何も食べてないし、特に生活に乱れもない」という場合は胃や腸などの消化器官に原因があるのかもしれません。
毎回、食欲が沸かない・・空腹を感じない・・という場合は、胃炎や胃腸炎などの可能性もあります。
初期の症状として食欲がないなどの症状が表れますが、そのまま放置しておくと、吐き気や胃の痛みなどを感じる事もあります。
体に異変を感じたら、そのままにせず病院を受診するようにしましょう。
朝、食欲がなくても食べた方がいいの?
朝ごはんを抜くと体に悪い、体力がもたない、だから朝食はしっかり食べましょう!という事をよく耳にしますよね。
朝、胃がもたれて食欲がない・・そんな時でも朝って食べた方がいいんでしょうか?
そんな時は無理に食べる必要はないです!
食欲がないという事はあなたの体が「今は食べる必要がない」と言っているという事です。
原因は様々ですが、例えば、夜遅くに夜食を食べてしまって、朝お腹が空いていない時は、まだ、前日に食べたものがきちんと消化されていないという事です。
そんな時に無理に食べてしまうと、消化器官は「少し休ませてくれ~」と悲鳴を上げてしまいます。
人間でも休憩なしでずっと働いていると、疲れて本来の力が発揮できなかったりしますよね。
消化器官にも休む時間を与える事で、回復する時間が早くなります。
食欲がない朝に食べるなら何がいい?
無理に食べる必要がないと言っても、朝食べないと中途半端な時間にお腹が空いて勉強や仕事に集中できなくなったり、忙しくていつも昼食を食べる暇がないという人もいますよね。
そんな時は、やはり何か口にしておいた方がいいでしょう。
おすすめは胃腸に負担のかからない消化の良い食べ物です。
おかゆ
風邪などの体調が悪い時にも食べる機会の多いおかゆ。
あまり噛まなくてもスルスル食べやすいので、食欲がない朝でもストレスなく食べる事ができます。
うどん
あっさりした麺類も食べやすいです。
特にうどんは消化に良いのでおすすめです。
スープやスムージー
ミネストローネなどの野菜スープなら、食べやすい上に栄養も取れるので朝食にはピッタリです。
固形物を食べるのがちょっと・・という場合は、野菜やフルーツなどで作ったスムージーでもかまいません。
栄養補助食品
ゼリーやスナックタイプの栄養補助食品もおすすめです。
ただ、あくまで「栄養補助食品」なので、基本はきちんとした食材から栄養を摂るようにしましょう。
たまに食べるのは問題ありません。
朝、食欲が出るようにするにはどうすればいい?
朝食事を食べたほうが良いのは分かりますが、どうすれば朝にお腹が減るようになるのか。
ここでは朝に食欲がでるようにする方法をご紹介します!
夜遅くは食べない
朝、空腹を感じてご飯を食べれるようになりたいのなら、まずは、生活習慣を見直す事から始めましょう。
毎日夜更かしするのが日課になっている人は、夜食を食べるのも日課になってはいませんか?
夜遅くまで起きていると、つい小腹が減ってしまってお菓子やカップラーメンとか食べちゃうんですよね。
でも、できれば夜8時以降は食べないようにしましょう。そして22時頃には布団に入って眠るのが理想的です。
仕事の関係で22時までに眠りにつくのが難しいという人は、寝る3時間前には何も食べないように心がけてみて下さい。
一番良くないのは、ベロベロになるまでお酒を飲んで、そのまま寝落ちしてしまう事です。
お酒やおつまみなどの脂っこいものは、ただでさえ胃に負担がかかりやすいです。
食べてすぐ寝てしまっては、さらに胃腸に負担をかける事になってしまうので、食べた後はしばらく体を動かすようにしましょう。
夕食の量を減らすか、食べない
食欲がないのが消化器官が弱っているのが原因だとしたら、夜に休ませてあげれば、朝は回復しているはずです。
空腹感が我慢できるのであれば夕食の量を減らすか、思い切って抜いてみてもいいでしょう。
その分翌朝の朝食をしっかり食べれば、栄養不足になる事はありません。
夜ご飯を控えると、太りにくくなるのでダイエットにもなります。
朝ご飯を食べない生活を続けているとどうなるの?
今の時代、朝食を食べない生活をしている人は、少なくありません。
その時は大丈夫でも、その後、何か体に悪影響はないのかちょっと心配ですよね。
具体的にどんなリスクがあるのでしょうか?
太りやすくなる
お相撲さんはあんなに太っているのに朝食は食べません。
あんなに太っているのにほとんどの人が昼と夜の一日2食しか食べないのです。
実は一日3食食べるよりも、一日2食だけの方が太りやすくなるんです。
理由は空腹時間が長くなると、血糖値が低い状態が続き、食べた時に一気に上昇してしまい、この血糖値を下げるために大量のインスリンが分泌されるからです。
インスリンには脂肪をつきやすくする働きがあるので、空腹時間の長い2食だと太りやすい体質になってしまうんですね。
お相撲さんは効率良く太るために朝食を抜いているんです。
病気になるリスクが上がる
インスリンが大量に分泌されると、太りやすくなるだけではありません。
すい臓などの臓器にも負担がかかるので、糖尿病になるリスクが高くなったり、貧血や便秘なども起こしやすくなってしまいます。
まとめ
最近では夜寝る前のネットサーフィンが原因で、夜更かしをしてしまい、朝食が食べられない、という人も結構います。
たまにだけなら問題ありませんが、長い間そういった生活を続けていると健康にも害を及ぼす可能性があるので、なるべく規則正しい生活を送るようにしましょう。
規則正しい生活を送るようになると、自然と朝ごはんも空腹を感じて無理なく食べれるようになってきます。
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