他人が怖い・・・この感情を抱いたことはありますか?
他人の目が怖い。
他人からの評価が怖い。
などなど、他人の何が怖いかまではっきり言える人います。
その感情、もしかしたら対人恐怖症なのかもしれません。
対人恐怖症とは人と接する際に異常に緊張してしまったり、人の視線が気になりすぎて対人関係から引いてしまう神経症の一種です。
手が震えて言葉が出てこない、なんて症状も出てきます。
生きていく上で人と接することは止められません。
しかし、治らないと苦しいですよね( ;∀;)
実は症状を軽くしたり、対人恐怖症を治すことは可能です。
対人恐怖症の症状を知り、克服方法を知っていきましょう!
人見知りと対人恐怖症の違いとは?
対人恐怖症に似たものがあります。
それは「人見知り」です。
一見、この人見知りと対人恐怖症も変わりはないように思えますが、人見知りと対人恐怖症の違いって、なんなのでしょうか?
【人見知りの特徴】
・他人と話すのが苦手
・特に対面の人と話すのが苦手
・人前では言いたいことがうまく話せない
・知り合いなど気の知れた相手には普通に話せる
・多数より2人で話した方が良い
【対人恐怖症の特徴】
・人と話すのが恐怖
・特に初対面だと過度に緊張してしまい赤面でしどろもどろになる
・人前で話してよいのか不安になる
・知り合いと話していても落ち着かない
・人と接していると、身体的症状が出てきて軽いパニック状態になる
人見知りとは「最初は緊張するけど慣れれば大丈夫」な状態を指します。
慣れるまでにどの程度時間を要するのかには個人差がありますが、親しくなれば症状は改善されることが多いです。
しかし、対人恐怖症になると人と話すことが恐怖になります。
苦手なんて言葉ではあらわせないのです。
対人恐怖症には人に慣れるという感覚がありません。
そもそも人と接するのが恐怖の対象なので、慣れる前に恐怖によって緊張したり不安な気持ちが出てきてしまい症状としてあらわれます。
もし自然に改善できるのであれば人見知り。
改善できる云々ではないのが、対人恐怖症ということになります。
対人恐怖症の原因は?
なぜ、そこまで人に恐怖を抱くようになってしまうのでしょうか?
原因には「外的」「内的」の2パターンが考えられます。
それぞれのパターンの原因をみていきましょう。
外的な事が原因の場合
外的な原因とはあるきっかけが要因で引き起こされるケースです。
人見知りが引き金になったり、何か恥ずかしい経験をしたために対人恐怖症になってしまいます。
人見知りであると他人に指摘されることで対人恐怖症になる人もいます。
以前は症状がなかったのに環境の変化で対人恐怖症になる人もいます。
人前で急な発表の場を設けられてしどろもどろになり、その経験がきっかけでなる人もいます。
人見知りと対人恐怖症はイコールの関係ではないという話をしましたが、人見知りが原因で対人恐怖症になってしまうケースもあります。
もし、知り合いでも緊張してしまうようになった場合、なにかきっかけがあり対人恐怖症になったと考えるのが自然です。
内的な事が原因の場合
内的な原因とは自分の中にある考えから起きるものを指します。
人と話す時は絶対に声を震わせてはいけない、緊張しては相手に失礼だという考え方の元話していることはありませんか?
人から変に思われてしまうから、赤面してはいけないと制限をかけていませんか?
そのような、自分自身にブレーキをかける行為は対人恐怖症の症状を悪化させてしまいます。
自分自身にブレーキをかけてしまうと、その症状を出さないようにしないといけないという思いに注意が言ってしまい、人と話せなくなるのです。
内的な原因の場合、症状を悪化させるスピードがかなり速いので早めの対策をしておきたいものです。
対人恐怖症の症状に怯えず、人と話せる方法はないのでしょうか?( ;∀;)
対人恐怖症を治す方法はコレ!
対人恐怖症が疑われた場合、どのように治しておけば良いのでしょうか?
安心できる治し方はやはり医療機関を頼ることです。
心療内科などでカウンセリングを受け、自分を受け入れる環境を作るのが1番手っ取り早い治し方といえるでしょう。
しかし、精神科や診療内科では「社会不安障害」であるなどと診断され薬での治療になる可能性もあります。
薬に頼った治療法は根本的な解決法にならない場合が多く、その場しのぎになることも。
抗うつ剤、精神安定剤は、量を増やさないと効き目が出なくなったりするので、薬への依存が出てくる可能性もあります。
できれば薬に頼らず、カウンセリングを重ねて根本的な問題を解決してくれる医療機関を探しましょう。
また、医療機関に頼らず対人恐怖症を治すこともできます。
・人と話して緊張したらその後にリラックスタイムを設ける
・誰かに対人恐怖症であることを打ち明ける
・落ち着く癖をつける
・自分を責めずに「仕方なかった」と思うようにする
対人恐怖症の症状は心身の緊張から出るものです。
まずは心身をリラックスできる方法を探してみましょう。
リラックスできる時間を設けると心身をリセットできます。
「次失敗したらどうしよう」ではなく、1度リセットし、「さぁ次に行こう」と気持ちを切り替えることで、自分の中にある「責任」や「~してはいけない」といった感情を和らげられます。
信頼できる人に話してみるのも良いでしょう。
その際は冗談のような話し方ではなく、真剣に悩んでいることを話してみてください。
誰かに話を聞いてもらえることも安心材料になります。
「ここが辛かった」「ここを治したい」と願望や辛さを話してみましょう。
少し負担が減るかもしれません。
もちろん、れらは直ぐに治せる方法ではありません。
自分の気持ち知るきっかけであり、少しでも自信を付ける方法でもあります。
何度か試したけどやっぱり駄目なんだと落ち込まず、何度もリラックスできる方法を試してみましょう。
また対人恐怖症は脳の異常などではありません。
誰でもなり得るものであり、克服できるものなのです。
「自分は異常者だ」と悲観せず、自分に合った克服する方法を探していきましょう(^^
早く治そうという気持ちは、症状を悪化させてしまう原因に繋がります。
焦らず、自分のペースで治せたら良いですね。
コメントを残す