自宅でも簡単に作れるカレーライス。
美味しくてアレンジもでき、作る手間がかからないことから家庭でよく食べられています。
一方で、「いつも同じ味で飽きてしまう」「違う種類のルーを試しても大して味が変わらない」といった声も挙がっています。
そこで、今回はカレーに合うおすすめの隠し味や食材を厳選してご紹介していきます。
目次
加えたい風味で食材を選びましょう
隠し味を追加するときには、カレーに加えたい風味に合わせて食材を選ぶことが大切です。
例えば、カレーの隠し味として代表的な食材にりんごがあります。
メーカーによっては元からルーの中に加えてあるものもありますよね。
りんごを加えることによって、カレーに甘さやまろやかさが増えます。
さらに、カレーの味がマイルドに仕上がるため、小さい子供のいる家庭や甘いカレーが好きな人におすすめです。
つまり、逆を言えば辛いカレーが好きな人や、カレーのスパイシーさを楽しみたいという人には合わない隠し味だということになります。
食材によってカレーに加わる風味や味が異なりますので、好みの味に合わせて選ぶようにしましょう。
甘さ・まろやかさやを加えたい!おすすめ隠し味3選
カレーに合う隠し味・食材は一般的なものからマイナーなものまで様々あります。
まずは、カレーに甘さやまろやかさを加えたいときにおすすめの隠し味・食材をご紹介します。
マイルドなカレーが好きだという人は是非参考にしてみてくださいね。
はちみつ
カレーの隠し味として有名なのがはちみつです。
はちみつを加えることで、りんごと同様にカレーに甘さやまろやかさがプラスされます。
なお、はちみつはカレーのとろみ成分を分解する働きを持っているため、投入するタイミングが重要です。
はちみつを加えるベストなタイミングは”野菜を煮込んでいる間”です。
75度以上でしっかりと煮込むことによって、トロトロとした甘みのあるカレーに仕上がります。
さらに、はちみつにはお肉を柔らかくする効果が期待できます。
安いお肉でも柔らかく美味しく仕上がりますよ。
また、サラサラとしたカレーが好みの人は、はちみつはカレールーを加えたあとに小さじ1杯程度投入してください。
ルーを加えたあとにはちみつを投入することで、とろみ成分が分解されてサラサラとしたカレーに仕上げることができます。
バナナ
カレーに意外と合うのが、バナナです。
りんごは試したことがあるけれど、バナナは初めて聞いたという人もいるかもしれませんね。
バナナは、すりおろして加えることによってカレーの甘さとなめらかさが増えます。
まるでお店で長時間かけて煮込んだカレーのよう。
よりなめらかな舌触りを楽しむことができるおすすめの食材です。
甘みを強くしたいという場合には、皮が黒ずんでいる完熟したバナナを加えるのがおすすめです。
柔らかくなりすぎてそのままだと食べられないというバナナも、フォークで潰してカレーに加えてしまいましょう。
いつもと一味違ったまろやかなカレーに仕上がりますよ。
レーズン
カレーとレーズン。一見すると不思議な組み合わせですよね。
レーズンを加えることで、カレーの辛さを引き立てつつまろやかに仕上げることができます。
なお、カレーに加えるときには、レーズンをぬるま湯でしっかりと戻してください。
しっかりと戻したら、レーズンの食感を楽しみたいという人はそのまま、なめらかなルーが好みだという人はみじん切りにして加えましょう。
カレーの辛さを損なうことなくまろやかに仕上がるため、辛口のカレーが好きだという人にもおすすめの食材です。
なお、レーズンはスーパーで手軽に購入することができます。
是非一度試してみてくださいね。
より辛いカレーに仕上げたい!おすすめの隠し味
市販の辛口のカレールーは、そこまで辛くはありません。
辛いのが苦手な人からしてみればピリッと感じるかもしれませんが、辛いのが好きな人には物足りないこともしばしば。
そこでおすすめしたい隠し味が「レッドペパー」です。
レッドペパーとは、乾燥した赤唐辛子と焙煎した赤唐辛子をブレンドした調味料のことです。
辛さに加えて香ばしい香りがします。
好みの量を野菜やお肉を煮込むときに投入してください。
より辛みのある刺激的なカレーに仕上げることができますよ。
さらに、甘みやまろやかさがプラスされる食材としてご紹介したバナナを加えるのもおすすめです。
辛口のカレーに加えることによって、カレーの辛さを引き立ててくれます。
なお、バナナを加えるときにはレッドペパーと同じタイミングで投入してくださいね。
さわやかさ・酸味を加えたい!おすすめ食材3選
ここでは、カレーにさわやかさや酸味を加えたいときにおすすめの食材をご紹介します。
いつもと違う風味のカレーを楽しむことができますよ。
ヨーグルト
野菜やお肉を煮込むときに投入することによってさわやかな味に仕上がります。
熱を加えて煮込むため、ヨーグルトの白っぽさが気になることもありません。
カレーを食べると胃もたれすることが多いという人や、酸味をプラスしてさわやかな味わいを楽しみたいという人におすすめです。
よりヨーグルトの酸味を感じたいときにはルーを入れたあとにヨーグルトを加えてください。
ただし、仕上げに加えるとヨーグルトが溶け切れずに白いブツブツが残ってしまいます。
煮込むときに加えるか仕上げに加えるかは、さわやかさや酸味の好みによります。
2種類作ってみて、美味しいと思った方をカレーの隠し味の定番にしてみてはいかがでしょうか。
トマト
トマトを加えると、酸味とうまみがアップしたカレーに仕上げることができます。
よりさっぱりとした風味に仕上げたい人は、生のトマトを刻んで加えるのがおすすめです。
程よい酸味やさわやかな風味が好みの人は、水の量を減らしてトマトピューレやトマトジュースを加えて野菜やお肉を煮込むと良いでしょう。
うまみの増した自然な味に仕上がります。
トマトの酸味や食感が苦手な人や、小さな子供のいるご家庭にもおすすめです。
しっかりと煮込むことでトマト本来の味を抑えることもできますので、トマト嫌いの克服にも持ってこいのアレンジレシピです。
レモン
さわやかな風味に仕上げたいときにおすすめの食材がレモンです。
レモンはさわやかさをプラスするだけでなく、お肉のくさみを取ってくれる役割を持っています。
煮込むときにレモン汁を加えることでお肉のくさみが抑えられます。
レモン汁はレモンを絞っても良いですし、レモン100%の調味料を加えるだけでも構いません。
また、さわやかさをプラスするには、ルーを溶かしたあとにレモン汁をかけてください。
さらに、レモンの黄色い表面の皮をみじん切りにして、カレーに盛り付けることによってよりさわやかな風味を味わうことができます。
さっぱりとした味わいで食べやすく、口の中にさわやかな香りが広がります。
年配の方にも食べやすい味に仕上げることができますよ。
レモン汁の量は好みに合わせて調整してくださいね。
コクやうまみをプラスするおすすめの食材
コクやうまみをプラスする食材は実はたくさんあります。
代表的なものでいえば、チョコレート、ワイン、牛乳、生クリーム、バターなど。
さらに、梅干しの汁やコーヒーなどもカレーのコクやうまみが増すと言われています。
どの食材もカレーに合いますので、自宅にあるもので試してみると良いでしょう。
なお、カレーの味を損なわないためにも、分量は隠し味程度に入れることを心掛けてください。
小さじ1杯加えるだけでも十分です。
大量に投入せず、あくまでもカレーを引き立てるわき役であることを忘れないでくださいね。
まとめ
以上になります!気になる隠し味・食材はありましたか?
カレーにプラスしたい風味ごとに食材や隠し味をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
「これ試したことある!」という定番の食材もあれば、「本当にカレーと合うの・・・?」と不審に思うような食材もあったことでしょう。
カレーはちょっとした食材を加えるだけで、ぐっと味に深みを出したり風味を変えることができます。
いつものカレーに飽きてきたという人は、是非今回ご紹介した食材を試してみてくださいね。
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