世の中には同じ人間でも、頭のいい人と悪い人がいます。
頭のいい人と会話をしたとき、注目する点が違うことから話がかみ合わなかった経験がある人はいませんか?
逆に、分かりやすく説明しているつもりでも相手に伝わらなかったり、理解してもらえなかった経験がある人もいるのではないでしょうか。
今回は頭のいい人と悪い人の違いや、それぞれの性格の特徴についてご紹介します。
頭がいい人と悪い人は何が違うの?
頭がいい人と悪い人の根本的な違いは「認識力の差」です。
例えば、リンゴを見てあなたは何を思いますか?
認識力の低い人は「赤い」「美味しそう」「甘そう」「リンゴだ」など見た目のイメージを単発的に連想します。
一方で、頭の回転が速く認識力が高い人は「Apple」「青森県」「アダムとイヴ」「キティちゃん」「iphone」など、リンゴの見た目だけでなく、その”物”から連想される単語をイメージします。
連想する能力に長けている人は、リンゴ→Apple→白雪姫→キティちゃん・・・という具合に、それぞれの単語から認識できる言葉が次々に浮かんできます。
見た目だけで判断している人は、見た目以外からリンゴに対するイメージを認識していません。
連想が早ければ早いほど頭がいいと言われており、この違いが頭がいい人と悪い人の認識力の差になると考えられます。
頭がいい人の特徴3つ
そんな連想力に長けている人が頭のいい人とそうでない人の差ということでしたが、実際に頭のいい人とはどんな特徴を持っているのでしょうか!
実例などを出しながら詳しく解説します!
物事を同時に考えることができる点
あなたのまわりにはテキパキと物事をこなし、周りを良く見て行動している人はいませんか?
頭が良い人は複数のことを同時に考える能力が高く、より効率的に物事を進めることができます。
目の前のことをこなしながら、「〇〇をすれば〇〇がもっと早く終わる」「これが終わったら〇〇を・・・」とタスク形式で段取り考えているのです。
頭の回転が速く、作業が途中で止まることがありません。
関連付けて覚えること
一生懸命暗記をしても、試験が終わったら忘れてしまったという経験がある人は多いのではないでしょうか?
これは、その場限りで単語や文章を無理やり頭に詰め込んだだけであって、脳が暗記した内容を理解していないからです。
頭が良い人は、ただ「暗記」するのではなく、文章を読みながら同時に理解をし、単語であれ文章であれ関連付けをして覚えています。
例えば、「リンゴ」「鞄」「おじいさん」「電卓」「えんぴつ」の絵を見て、これらの単語を15秒で覚えなければいけないとします。
頭の悪い人は、それぞれの単語を頭の中で復唱しながら15秒間でできるだけ暗記をします。
頭の良い人は、それぞれの単語を関連付けて覚えます。
「おじいさん」が「リンゴ」を買いました。
「電卓」で数を数えて「えんぴつ」でメモをし、「鞄」になおしました。
というような具合です。
単語を関連付けて覚えることによって、暗記ではなく頭の中で自分なりに言葉を理解しています。
そのため複数の単語であっても短時間で覚えることができ、尚且つ忘れにくいのです。
時間を有効に使うことができる点
やる気が出ないときに、勉強や仕事、何かしらの作業を無理やりこなしてもなかなか効率良く進みませんよね。
頭が悪い人は、途中で集中力が切れても「休んでいる暇はない」と作業を続けがちです。
その結果、モチベーションが下がってしまいダラダラと作業を続けて多くの時間を費やしてしまいます。
時間を有効に活用するどころか、集中力が切れたことによって多くの時間がかかってしまうことになります。
一方で、頭がいい人は集中力が途切れたなと思ったら必ず休憩を挟んで休みます。
適度に休憩を入れながら集中力を維持するため、休憩を挟んでいない人に比べて物事をスムーズに進めることができます。
リラックスする時間を確保しながらも、テキパキと物事を進めることで時間を有効に活用することができるのです。
頭が悪い人の特徴3つ
それでは逆に頭の悪い人ととはどんな特徴を持っているのでしょうか。
頭の悪い人の特徴も見ていきましょう!
論理性に欠けているところ
そもそも論理とは、「筋道を立てて物事を考え、法則的につなげること」という意味を持っています。
頭がいい人は物事を論理的に考え、筋道を立てて相手にわかりやすく伝えることができます。
その反面、頭が悪い人は物事を論理的に考えるのではなく、その時の感情に任せて話してしまいがちです。
話の内容に筋道を立てていないため、相手に伝えるときに同じことを繰り返ししゃべったり、話の趣旨と違う内容を盛り込んでしまいます。
その結果、本当に伝えたいことが相手に上手く伝わらず、自分の話をしてその場が終わってしまうことも珍しくありません。
ビジネスシーンにおいても、論理性に欠けている人は相手に悪い印象を与えてしまいがちです。
間違いを繰り返すところ
頭が悪い人は仕事にしろプライベートにしろ、自分が間違えたことに対して「学ぼう」という意識が欠けています。
分からないところは調べるのではなくすぐに周りの人に聞き、聞いた通りに行動して終わります。
せっかく教えてもらったことでも、その場を終えるとすぐに忘れてしまうため、また同じ間違いを繰り返してしまいます。
一方で、頭がいい人は分からないところがあればまずは自分で調べます。
それでも分からなければ周りの人に聞きますが、自分が何が分からないのかを伝えたうえでしっかりと苦手な部分を理解します。
同じ間違いを繰り返すことが恥ずかしいという気持ちがあるため、教えてもらったことは自分なりに復習して次につなげます。
ただ教えてもらうだけでなく、自分の知識として吸収するため同じ間違いを繰り返すことがほとんどありません。
客観的に自分を見ることができない点
自分が周りにどう見られているのかを客観的に考えることができないのも頭が悪い人の特徴です。
頭が悪い人は「俺(私)は頭がいい!周りの人とは違う」と自分のことを過大評価し、相手を見下してしまう傾向があります。
しかし、自分では「頭がいい」と思っていても、周りの人から見たあなたは決してそうだとは限りません。
自分の考えと自分に対する周りの評価や印象が違うことから、「頭が悪い人だな」と思われてしまうことがあるのです。
自分を客観的に見ることができるようになれば、改善点が見えるだけでなく周りの人とも有効な関係を築くことができるはずです。
頭を良くすることはできる?
頭を良くするには、目標を掲げてその目標を達成するために努力を惜しまないことが大切です。
目標や夢のある人生と何もない人生、どちらが努力できると思いますか?
なんとなく学校に通って、なんとなく就職をして、なんとなく生きる。
そんな人生はつまらないですし、努力する機会がないと人間はどんどん退化してしまいます。
一方で「〇〇の大学に行きたい!」「〇〇の企業に就職したい!」「管理職まで上り詰めたい!」「〇〇のような人になりたい!」など目標や夢があると、その目標や夢を達成するために切磋琢磨します。
学ぶことで知識がどんどん増えますし、挑戦を続けることで忍耐力や精神力が鍛えられます。
内面が成長するのはもちろん、活き活きとした人生を送ることができます。
頭を良くするには勉強をするのはもちろんですが、様々な経験をして経験値を積んでいるのが重要なのです。
まとめ
頭の良い人と悪い人は考え方や時間の使い方など根本的な部分が違います。
頭が良い・悪いは決して偏差値や学力だけで決まるものではありません。
物事の捉え方や進め方、自分を客観的に見ているかどうか等様々なことが相俟(あいま)って判断されているのです。
コメントを残す