シングルマザーになろうと決意する人もいる中で、不安になるのが毎月の生活費ですよね。
自分一人の手で生活していくにはどれくらいかかるものなのか、将来子供一緒に普通に暮らせるのかすごく不安だと思います。
自分一人だけなら多少お金がなくても暮らせないこともないですが、実際子どもを一人で養っていくとなると、ある程度の稼ぎがなければ生活していくことができません。
そこで、今回はシングルマザーの生活費はどの程度かかるのかや、やっておくべき節約術をご紹介します。
目次
シングルマザーの生活費ってどのくらい?
シングルマザーの毎月の生活費は、実家暮らしか賃貸暮らしかによって大きく異なります。
実家暮らしの場合は家賃や水道光熱費などの固定費がかかりませんので、毎月の生活費を抑えることができます。
仮に生活費として実家にお金を入れているとしても、賃貸暮らしに比べると生活費はぐっと低くなります。
生活費としてかかるすれば、食費や日用品、携帯代、生命保険、子ども費やガソリン代、医療・衣服費などでしょう。
固定費の支払いがない分、毎月の生活費を10万円以下に抑えることが可能です。
一方で、賃貸暮らしで女手一つで子どもを育てている場合は、家賃や水道光熱費などの固定費が毎月の生活費にプラスされます。
子どもが一人の場合、固定費と変動費を合わせた毎月の生活費はおよそ15万円程度かかると言われています。
子どもが二人の場合はおよそ16~17万円、三人の場合は20万円以上かかることもあります。
生活費削減!やっておくべき節約術3つ
食費や日用品、生命保険など、どれも生きて行く上で必要な支出です。
できるだけ支出を抑えるのが理想ですが、必要な支出を削ってばかりいては心身ともに疲弊してしまいます。
そこで、ここでは生活費を削減するためにやっておくべき節約術をご紹介します。
無理のない範囲でできるものを厳選してご紹介していますので、是非試してみてくださいね。
携帯電話会社をMVNOに変更する
あなたは携帯電話を大手のキャリアで契約していますか?
毎月1万円前後の高い料金を支払っているという人も多いでしょう。
そこでおすすめしたいのが”仮想移動体通信事業者”(以下MVNOと言う)です。
自社独自の回線を持っておらず、大手キャリアの回線を借りて通信サービスを提供しています。
MVNOは何と言っても基本使用料が安く、大手キャリアの半分以下の料金で携帯を持つことができます。
MVNOが提供している携帯電話機種のスペックも申し分ありませんし、SIMフリーのスマートフォンであれば大手キャリアの機種をそのまま使うこともできます。
毎月の固定費を抑えたいという人は是非乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか?
年間で最大5万円以上の固定費を削減できます。
クレジットカードを上手に活用する
クレジットカードは、しっかりと家計管理を行って計画的に使うことで、とてもお得にお買い物ができます。
まずは、ポイント還元率が高く、ポイントが利用できる店舗・商品が多いクレジットカードを選びましょう。
楽天のクレジットカードなどがおすすめです。
そして、そのクレジットカードで毎月の固定費を支払うようにしてください。
固定費をクレジットカード払いにするだけで、ポイントがどんどん貯まります。
また、毎月必ずかかる食費や日用品も出来るだけクレジットカード払いにしましょう。
この時のポイントは、必ず予算を決めること。
そして、食費や日用品などの変動費をクレジットカードで支払ったときは、その日のうちに使った金額分の現金を引き出します。
クレジットカードで支払った金額は現金で支払ったと考えて、その月の支出として計算するのです。
あとは、カードの引き落とし日前日までに口座にまとめて入金すればOK。
クレジットカードで支払ってもその日に現金を引き出すことで、無駄遣いを防ぐことができます。
ポイントも貯まって一石二鳥ですよ。
児童手当はないものとして考える
子どもが小さいうちは、児童手当が支給されます。
児童手当を生活の足しにしている人も多いかと思いますが、基本的に児童手当には手を付けないようにしましょう。
児童手当は一生涯貰えるものではありませんし、一時的な収入です。
始めから児童手当はないものとして考え、支給金額をそのまま貯金に回しましょう。
児童手当を貯金に回して給料だけで生活していれば、家計が圧迫される心配がありません。
なぜかというと、児童手当で生活費を補填していないからです。
支給されていた児童手当をないものとして貯金に回すだけで、貯金額が増え精神的にも余裕が生まれます。
今まで児童手当を使っていたという人は、貯金に回すことを考えてみてはいかがでしょうか?
シングルマザーはどの雇用形態で働くのが良いの?
シングルマザーである以上、自分で生活費を稼がなければなりませんよね。
そこで気になるのが”雇用形態”ではないでしょうか?
正社員や派遣社員、契約社員にパートタイマーなど働くと言っても様々な雇用形態があります。
女で一人で子供を育てていくのであれば、安定の正社員に越した事はないとお思いの方も多いでしょう。
・・・ですが、そうとも限らないのです!
ここでは、シングルマザーにおける「正社員」「派遣社員」「パート・アルバイト」のメリットとデメリットをご紹介しますので、是非参考にしてみてくださいね。
正社員
正社員で働くメリットは、何といっても「収入が安定していること」と「福利厚生の充実さ」です。
正社員は基本的に固定給ですので、時給や就業時間によって給料が変動することがありません。
さらに、交通費や有給休暇、リフレッシュ休暇に社会保険など福利厚生も充実しています。
また、正社員は正規雇用ですので、派遣社員のように契約更新を気にする必要もありません。
仮に急にクビになったとしても、規定された年数勤務していれば失業手当を受け取ることが出来ます。
一方で、正社員にはシフトや休みの融通が利かないというデメリットがあります。
子どもが急に熱を出して迎えに行かなければならない、子どもの学校行事があるという場合でも、早退したり休みを取るのは容易ではありません。
それだけ正社員は会社員としての責任が問われる立場でもあるのです。
両親のサポートがあれば子育てをしながら正社員で働くことも可能かもしれませんが、そうでない場合は子供が小さい内なかなか厳しい場合があります。
実際にシングルマザーの半数以上の人が正社員以外の雇用形態で働いているようです。
契約社員
契約社員とは、企業と有期雇用契約を結んで働く雇用形態のことです。
正規雇用ではなく非正規雇用に分類されます。
パートやアルバイトに比べて時給が高く、専門性の高い仕事を任せてくれる企業もあります。
働きがいがあり、正社員と同等程度の給料がもらえるのが契約社員の一番のメリットだと言えます。
ただし、契約社員は先ほども述べたように非正規雇用です。
契約が満期を迎えた際に会社側が契約を更新しなければ、そのまま退職しなければなりません。
仮に求人票に「原則契約更新」と記載されていたとしても、絶対契約が更新されるという意味ではありません。
また、業績悪化や人件費削減などが行われた場合、契約が更新される可能性が極めて低くなってしまうのも契約社員のデメリットです。
正社員に比べると休みの融通は利きやすいかもしれませんが、安定しているかと言われるとそうではないのが契約社員なのです。
子供が小さい時は契約社員でキャリアを積んで、子供が手のかからないところになったら正社員になるのが理想かもしれません。
パート・アルバイト
パート・アルバイトのメリットは、「シフトの融通が利くところ・休みが取りやすいところ」です。
勤務日数や曜日、勤務時間を比較的自由に決めることができるため、子どもの予定に合わせてシフトを組むことができます。
「主婦歓迎」「子育て中の主婦活躍中」と記載している求人も多く、実際に働いている人の多くが子持ちの主婦であるという企業もたくさんあります。
子どもを育てながら働いている人が多い職場であれば、急な子どもの熱や体調不良、学校行事に理解を示してくれていることがほとんどです。
周りに助けられながら仕事と子育てを両立することができます。
一方で、正社員や派遣社員に比べて給料はぐっと減ってしまいます。
パートやアルバイトは時給制ですので、働いた時間分しか給料が支給されません。
福利厚生も乏しく、交通費が支給されない・社会保険に加入できないという企業も珍しくありません。
また、働き手の多い昼間などは時給が最低賃金に設定されていることが多いです。
そのため、フルタイムで働いても10万円程度にしかなりません。
賃貸に住んでいる場合には、パートやアルバイトの収入だけでは生活が厳しいのが現状です。
シングルマザーの生活費は参考になりましたか?
シングルマザーは女手一つで子どもを育てなければなりません。
実家暮らしであれば毎月の生活費を10万円以下に抑えることも可能ですが、賃貸暮らしであればそうはいきませんよね。
生活費を節約するには、食費や日用品などの変動費を抑えるのではなく、毎月必ずかかる固定費を見直すことが大切です。
固定費は一定額支払うのが当たり前ではありません。
固定費を見直すことで、毎月の生活費が数万円安くなることもあります。
今回ご紹介した節約術はどれもすぐに始めることができますので、是非試してみてくださいね。
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