やっと6月も下旬に差しかかりましたが、まだまだ梅雨が続きますね。
青空よりも曇り空を見るほうが多いこの季節。
今日はやっと洗濯できる!なんて思った矢先、空からポツポツと降ってくる雨…。
仕方なく、部屋で洗濯物を干す方も多いのではないでしょうか。
しかし、部屋干しすると大きな問題が。
そろそろ乾いたかな、なんて手に取ってみると…なんか臭い。
生乾きのニオイというかなんというか、とにかくこんな臭い洗濯物、乾いても身につけたくなんてない!
そんな経験、一度くらいありませんか。
そこで今回は、みんなのアタマを悩ます部屋干しのニオイについて調べてみることにしました!
目指せ!脱・部屋干しのイヤなニオイ!!
なんで臭うの!?部屋干しのニオイの原因とは!?
ところでなんで部屋干しした洗濯物ってあんなに臭いんでしょうか?
部屋干しの際、イヤなニオイが出る原因には『臭いの元』が存在します。
・中鎖アルデヒド
・中鎖アルコール
・ケトン
・窒素化合物
・硫黄化合物
・脂肪酸
などの物質です。
名前を聞いてもよくわからないものだらけですが、これらは洗濯した時に落ちなかった皮脂やアカなどの汚れが変質したり、またその汚れをエサとして寄ってきた雑菌が繁殖することによって生成されると言われています。
他にも部屋干しした洗濯物がイヤなニオイになりやすい原因として、外に干した洗濯物よりも湿っている時間が長いということがあげられます。
部屋干しは外に干した洗濯物よりも乾きが悪いため、長い間水分を含んでいます。
そのことが雑菌の繁殖に一役かっているんだとか。
また、部屋に干すと太陽から出る紫外線の殺菌効果が期待できないことも原因として考えられます。
こうして見ると、部屋干しの洗濯物が臭いのは運命のような気がしてきますね…。
あきらめないで!部屋干しのニオイの対策方法!!
ならば洗濯物は部屋干しする限り、あのイヤなニオイとお友達でいなければならないのでしょうか。
その答えは「ノー」です。
先ほども述べましたが、部屋干しのあのニオイの元は洗濯物に汚れが残っていることと、長い時間衣類が湿っていることが原因なんです。
ということは、洗濯物の汚れをしっかり落とし、なおかつできるだけ早く乾かすと部屋干ししてもイヤなニオイは抑えられるということ。
だったらその方法を探すために、いろいろ調べてみれば良いだけです。
その結果をここでいくつかご紹介してみましょう!
①お湯を使って洗濯する。
一番手っ取り早い方法でしょう。
用意するお湯の温度はだいたい40~50度くらいが目安です。
沸騰したお湯と水を半々の割合で入れるとラクチンではないでしょうか。
お湯を用意したらあとは洗濯の方法ですが、
①衣類がつかるくらいの容器(バケツなど)にたっぷりとお湯を入れます。
②ニオイのするものや汚れのキツいものをお湯につけます。
例えばタオルや肌着、靴下なんかですね。
③そのまま30分ほど放置します。
④その後にいつも通り洗濯機で洗濯する
これだけです。
使ったお湯は洗濯に使用しても捨ててもどちらでもOKです。
これは水温を上げることによって衣類の繊維にこびりついた汚れをゆるませ、落としやすくしてから洗濯するというもの。
カンタンですが、意外と効果は高いそうですよ。
ただし、この方法はシルクやウールなどのデリケートな衣類には向いていませんのでご注意を。
②狭い場所でできるだけ少ない量の洗濯物を干す。
これは状況にもよりけりだと思いますが、やはり効果が高いやり方です。
理想的なのは換気扇がついているお風呂場。
そこに洗濯物を干すのですが、大切なのは風通しを良くすることなので服と服の間にちゃんとスペースを作ること。
家によっては浴室乾燥の機能がついたお風呂場もあるようですが、ない場合は扇風機を当ててしっかりと風を通すようにしましょう。
乾かす時間をできるだけ短縮させることによって、部屋干しのニオイを抑えることができますよ。
③洗濯機いっぱいに洗濯物を詰めこまない。
これは意外とどこのご家庭でもやっていることではないでしょうか。
洗濯機に洗濯物を詰めすぎると、洗剤が充分に行き渡らなくなります。
結果、衣類に汚れが残ってしまいそれがニオイの原因に。
一度に洗濯機に入れる洗濯物の量は、容量の8割くらいに抑えるのがベストと言われています。
まだ空きがあるからといって、洗濯物をぎゅうぎゅうに詰めこむのはやめましょう。
④洗濯槽を掃除する。
ご紹介した中で、これが一番面倒に感じる方は多いのではないでしょうか。
洗濯槽の中は想像以上に汚れています。
特に洗濯槽の裏側にはカビや雑菌がいっぱいくっついていることも。
せめて3ヵ月に1度は、専用のクリーナーなどを使って洗濯槽を掃除しましょう。
オススメは酸素系漂白剤。
ネットなどで購入できますが、洗濯槽掃除にかなりの威力を発揮します。
何をやっても部屋干しのニオイが気になるという方は、ぜひ一度お試しくださいね。
やっぱりクサイ…。ついたニオイを消す方法とは!?
今まで部屋干しのニオイ対策についてあれこれご紹介してみましたが、ここで問題なのはすでに部屋干しのニオイが付いてしまった洗濯物。
洗い直せばなんとかなるかもしれませんが、一度ついたニオイを消すのはなかなか難しいもの。
ですが、そんな臭い洗濯物を救う救世主が台所にいるんです!
それは『酢』。
使用するのは穀物酢がオススメです。
酢めし用のお酢には砂糖などの調味料が入っているので、使わないようにしてください。
穀物酢はスーパーにも100円ショップにもありますし、安価で手に入ります。
使い方は洗濯のすすぎの際、穀物酢を大さじ2~3杯ほど加えるだけ。
洗濯物に含まれる雑菌の繁殖を抑え、部屋干しのニオイを軽減する効果があるです。
でも、お酢のニオイがついたりするんじゃあ…?と思ったそこのあなた!
ご安心ください。
お酢のニオイは干している間に消えてしまいます。
なので洗濯物から酸っぱいニオイがするということはありません。
またお酢よりも手間がかかりますが、重曹水につけ置きしたあと洗濯しても同様の効果が得られます。
こちらの場合は水200mlに対し、重曹小さじ1杯程度でOKです。
何度洗ってもなかなかニオイが消えない時は、一晩重曹水に浸けておくと良いそうですよ。
まとめ
誰だって洗いたての洗濯物からイヤなニオイがただよってくるのは、カンベンして欲しいものです。
しかし、梅雨の時期はまだ折り返し地点。
しばらくは部屋干しのニオイとの戦いが続きます。
少しでも部屋干しの臭いニオイとはサヨナラして、気持ちの良い服に身を包み、うっとうしい梅雨を乗り越えていきましょう!
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